2022年3月25日
南大阪のタイヤ屋さんのコクピットさつま貝塚です。
本日はコペン・ローブへ車高調を取り付けます。
諸事情により車体全景写真はありません。
今回の交換は車高を下げたいのは勿論ですが、オーナー様曰く「足が硬すぎてしんどい」との事でした。
元々コペンはスポーティなサスペンションを採用しており、硬めの味付けではありますが、純正ビルシュタイン製ダンパー装着車はその硬めの足に更に輪を掛けて硬い様です。
低速でも中速でも高速でも、どの領域でも硬い様なのでセッティング変更出来ない純正ではお手上げですww
高剛性モノチューブダンパーに大径シリンダー及びピストンをおごった、高性能ダンパーなのですが多くのユーザーから「硬すぎ」という声が挙がっている様です。
本気でクローズドコースを全開アタックしてみるとまた違うのかもしれませんが、ことストリート走行においては硬すぎなのかも?
このダンパーをもう少しマイルドに出来そうなのが、「Dスポーツ」のライムグリーンのスプリングへの変更です。
ですが今回は車高を自由に下げられる様に、車高調に変更します。
前も後ろも軽自動車の純正とは思えない程「太い」ダンパーが付いてます。
軽快なハンドリングを狙っての採用でしょうが、残念ながら乗り心地悪化という「弊害」の方が目立ってしまっている様ですね。
という訳で新車で何もかも綺麗な状態ですが、潔く交換してしまいます。
前も後ろも交換するのは簡単で、「初めてDIYでサスペンション交換に挑戦」する方にお勧めしたいくらい、作業としては入門編クラスのお車です。
【フロント】
邪魔な物が全くなく、アッパーマウントに直接アクセス可能。
【リヤ】
カバーはありますが、トランクを開けるとすぐ見える位置にあり、内装の取り外しは不要です。
そんな簡単な構造です。
まずはフロントから着手し、順番に『TEIN FLEX-Z』に交換していきます。
ビルシュタインと大きく異なり、ツインチューブダンパーでストリートにおけるあらゆる路面状況に対応し易い、マイルドな乗り心地に定評があるコンフォートタイプ車高調ですね。
サスペンションの性格をガラッとチェンジし、車高の自由度も獲得といった形です。
FLEX-Zは純正部品を買い足す必要が殆どなく、今回の様に新車での作業だとサスペンションをアッセンブリーで入れ替える程度の作業ですww
なので車高は後で考えるとして、まずは入れ替えていきます。
【フロント】
アッパーマウント取り付け済みなので、ささっと入れ替えました。
取り付けは1Gを掛けて締め付けます。
【リヤ】
アッパーマウントブッシュのみ再使用し、こちらもささっと入れ替えと1G締め付けです。
そんな感じで入れ替え作業はあっという間に完成です。
減衰力調整は走ってみて好みに調整という事ですが、前後共正立式ダンパー方式なので、ボンネット及びトランクを開けたら簡単に‘‘クリクリッ’’と調整出来ます。
アッパーマウントはフロントのみスライド機構採用で、キャンバー調整が可能ですが、左右の取り付け角度は同様に取り付けるべきなので、同じ目盛りに合わせて固定します。
今回は車高を下げるので、予めほんの少しポジティブ方向にスライドさせてます。
ショックの取り付け角は暫定で決定しました。
更にキャンバー角度を微調整(左右揃え)等を行う場合は、キャンバーボルトが必要ですね。
ですが今回のユーザー様は不要という事でしたので、可能な限りナックル部の固定は左右均等になる様に心掛けて行っております。
モノチューブダンパーに「硬さ」の不満を抱いてる方は、ツインチューブダンパーでダンパーを緩めてみては如何でしょうか?
ストリートのみの使用目的で、サーキット走行はしないという方には乗り心地確保という点では有効ですよ。
サスペンション交換はコクピットさつま貝塚まで、お気軽に御相談下さい。