2018年8月21日
E51 エルグランド パワーウィンドウ修理
本日の修理は、故障の定番パワーウィンドウです。
最近手で触ると窓が動く。開閉時にガタツキがあるなどの症状でご来店。
パワーウィンドウのレギュレーター不良と判断し本日交換いたしました。
下の写真がウィンドウレギュレーターとパワーウィンドウモーターです。
窓を動かすときにこの大きなモーターがギヤを動かし、レギュレーター(パンタグラフのようなもの)でガラスを上下させます。
特に運転席は開閉頻度が高いため、故障することが多いんです。
昔はギヤではなくワイヤー式が多かったので、ワイヤーが切れて突然ガラスが落ちたという経験をされた方も多いのではないでしょうか。
作業する車はこちらのE51エルグランド。
常連様でとてもきれいに、さらにかっこよく乗られています。
作業にあたり、まずはこのドアの内貼りを取り外します。
外すとこんな感じ。。。
そして今度は透明な防水カバーをはがすのですが・・・
あれっっっ?ネジが足りない??穴がおかしい???
先ほどの画像の大きなモーターを固定している4つのボルトが2本脱落しています。
よく見ると下に2本落ちてました。。。
でもネジの止まっている箇所が明らかにおかしいですね。
本来ボルトが通るだけの穴が開いているのですが、無理な力が繰り返しかかり、穴が広がってしまってます。
原因はこちらのレギュレーターの動きが渋くなり、ひずみが生じたことにより、モーター部分への負担が大きくなったと考えられます。
広がった穴をできる限りフラットに修正し、新品のモーターとレギュレーターを取り付けてスムーズに開閉できるようになりました。
今回のようなケースは珍しいですが、パワーウィンドウの不調は比較的多い故障になりますので、開閉時の異音や、いつもより動きが重たくなったなど、何か変化を感じられたらまずは点検をお勧めします。