2018年9月10日
マセラティ クアトロポルテ
アライメント調整です。
フェラーリ360モデナのエンジンをナニゲナク搭載している(だったと思います)
そんな筋肉質なジェントルマン、クアトロポルテ。
今日はアライメント調整です。
調整箇所は、フルコースの10ヶ所調整。 リアアームがアルファベットのAの形状をしており、
付け根に調整カムがあるので 触れる場所は12ヶ所ですが、そのあたりの説明は割愛します。
イタリアのクルマに多いのですが、フロントのトウがトゥアウト設定なのです。
FRレイアウトのクルマでアウト側に振るのは、内ベリが恐いのですが、
メーカー側の思惑を考えて、基準となる数値の最もイン側で設定する事としました。
また、フロント キャンバーとキャスターはAアームの付け根で調整するので
お互いの位置関係が密接に作用し合います。固体差はありますが
全てを基準値に合わせられない車も有ります。
その際には
お客様とお話しさせて頂いた上で、基準値からあえて外して調整する事もあります。
残念ながら、今回のコチラの車両は基準値まで変化しない車両でした。
理由はいろいろありますが、アライメントは全ての部位のトータルバランスです。
基準値寄りで、左右のバランスで調整する事で、素直に走る車へ。
御相談のうえで数値を決定しました。
(足廻りなどに異常が見受けられる車両は、調整が出来ない場合もございます。)