2016年11月2日
チーフの宮本です。
走行会シーズンですね。
今シーズンは岡山国際サーキットの路面改修目前と言う事もあり、皆様気合が入っている模様です。
自分自身が走らなくなってからかなりの年数がたってしまいましたが、楽しそうだなぁと眺めつつのメンテナンスは全力で協力しますのでよろしくお願いいたします。
そしてこの車両の入庫は、走りのシーズンを感じるなぁという毎年の恒例行事ですよ!
そんなわけで本日の作業紹介は、S30Zにもろもろ作業です。
まずはタワーバーの取付。
元々タワーバーは装着していましたが、ちょっとしたことで故障(?)
壊れたものは仕方がないという事で、クスコ製スチールタワーバーの装着です。
車種設定の豊富なクスコさんの補強パーツには本当に助けられます。
ターンバックル調整式の屈強なタワーバーは、サクサク取り付け完了です。
続いては、しびれる精度が求められる本気仕様アライメント調整です。
昨年にもご紹介しましたが、この車両はエンジン組み付けなどをご自宅でこなされる生粋のプライベーターの愛車です。
当店はアライメント等の部分的に協力をさせて頂いているわけですが、その他凄腕ショップ様も一部ワンオフパーツなどで協力されている模様です。
様々なスペシャリストによる完成品の仕上げ作業ですから気合も入るってものです。
いつものとおり詳細仕様については公開しませんが、今回の目玉は偏心ピロアッパーを使ってのキャスター変更。
キャスター値を約3度付近に調整したという事で、『おお!』と思われた方はもはやマニアですね。
調整前の測定値を確認すると、スペシャルパーツの精度の高さを感じます。
一見すると同じように見えるピロボールも精度や耐久性の差は、はっきり出ますのでパーツチョイスも重要ですね。
常に走り続けているこの車両ですが、きちんとしたメンテナンスにより新車並(新車以上?)のコンディションを維持し続けているのは流石と感心です。
そんなわけで、この車両専用のスペシャルデータにて調整を完了しました。
続いては、今シーズンのタイムアタック用に新品のタイヤ&ホイールを投入です。
新品のワタナベホイールにはいきなりウェイトを表張りにしました。
この辺りはシンプルな考え『速く走る為に』に基づいての最適な方法のチョイスです。
一般的なお客様には目立たないように裏側に貼り付けますのでご安心ください。
作業完了後のZは、今どきの軽自動車とさほど変わらないサイズながら走る車独特のオーラがなんとも言えない迫力ですね。
毎年恒例の走り系メンテナンスが順調に進むと同時にスタッドレスタイヤ履き替えシーズンの到来を感じます。
スタッドレスタイヤのご相談も是非ZOOMまでお願いいたします。
今回もスタイルコクピットZOOMをご利用いただきましてありがとうございました。