2015年12月28日
チーフの宮本です。
夕方からの冷え込みに震え上がりつつ作業中です。
2015年終盤戦もZOOMの得意作業の一つ『アライメント調整』がラッシュです。
アライメント調整自体は、認知度が高くなってきて当たり前の作業になりつつあります。
様々な症状や目的に合わせて調整を実施するアライメント調整は、同じようでも店ごとに内容が違うかもしれませんよ~?
そんなわけでZOOM流アライメント調整の紹介です。
〇F56ミニJCW
今年の人気車種の一つF56型ミニ。
ノーマルではフロントのトー、リアのトー&キャンバーがそれぞれ左右で計6箇所の調整が可能です。
FF車両でリアタイヤがついてくるだけなんていうのは過去の話で、むしろリアが肝だったりもします。
当該車両は、フロントのキャンバー調整も可能なため総合的に調整をします。
基本的にはサイドスリップ量を少なくしつつ、接地面積を稼ぎたいという狙いで調整を実施しました。
〇フーガエアサス
後付エアサス装着車両は、走行時の車高設定が重要です。
車高が高すぎるとかっこ悪いし、低すぎると走行性能が低下します。
丁度いいところを決定したうえで、アライメント調整を実施しました。
日産のリアマルチリンクは、車高ダウンに伴い走行中のトー変化が増える傾向がありますので、過去データを参考に適正に調整しました。
〇ヴェゼルハイブリッド
今年の人気車種2号ヴェゼルハイブリッド。
たくさんアライメント調整を実施させていただきました。
緑号での実験を参考に適正値がおおよそ決まってきました。
来年は、ちょっと冒険を兼ねて新しいデータを探ってみようかと検討中です。
〇BMW7シリーズ
輸入車のセダンは、高速安定性を求めて独特の基準データが存在します。
ローダウンを実施した場合、必ずしも基準値が適正値になるわけでもありません。
ストロークに伴うアライメント変化や基準値から推測されるメーカーの狙い。
上記を総合的に判断し、適正値に調整を実施しました。
〇プリウス
ノーマルのハイブリッドカーだってアライメント調整がオススメです。
調整を実施する箇所は少なめですが、車両の測定結果から適正値を判断し調整を実施しました。
サイドスリップが規定値でも、アライメント不良のケースだってありますので要注意です。
〇アルファード
ドレスアップベースとして人気のアルファード。
重心が高い事や重量が重い事で、比較的タイヤの摩耗が早い傾向があります。
ローダウンに伴う編摩耗抑制・運動性能向上・見た目などを考慮して調整を実施しました。
〇エルグランド
ミニバンながら日産らしい足廻り形状のエルグランド。
前後共に調整が可能ですので、やる気がみなぎります。
スラストがきちんと調整できているFR車は乗っていて気持ちが良いため、スラストを最優先で調整します。
スラストって何?って方はググってみてください(笑)
という事で、ZOOMでは国産車・輸入車・ローダウン車やらノーマルなどなど、様々な車両のアライメント調整を随時実施中です。
何でもかんでもアライメント調整で解決できるわけではありませんが、出来ることは出来る限り実施しておりますので、興味のある方は遠慮なくお問い合わせください。
今回もスタイルコクピットZOOMをご利用いただきましてありがとうございました。