2016年4月24日
基本的にはサーキットを速く走るために割り切ったチューニングを行っているフェアレディZです。
圧倒的なルーフの低さやスタイリッシュなデザインは、最近ではもう作ることはできないんでしょうね。
オーナー様は、以前に紹介したことのある2by2のZ32でサーキット走行をされていましたが、更なるタイムアップを目指し2シーターのボディを購入!
前車両からエンジンやミッションはたまた足回りの移植を行い、この車両を完成しました。
言葉にすると一言ですが、この載せ替えの苦労は思い出したくもないので詳細は置いときます(笑)
同じZ32と言っても、重量やホイールベースは全く違いますし、箱替え時にロールバーを装着したため、足回りは一新。
オーバーホール&仕様変更で、オリジナルVERとしました。
少し派手めな外観と裏腹にエンジン本体はノーマルでブーストUPすらしていないこの車両は、コーナーでの速さを追及し足回りのチューニングにポイントを絞ってチューニング!
意外なほど短いホイールベースと合わさりコーナリングマシンに仕上がっております。
FR車は、操る楽しみが肝心ですからね。
箱替えにより、約200キロの軽量化に成功したもののまだまだ重量級のZ32です。
少しでも軽くするため、エアコンは撤去されています。
結果的にラジエターの効率が上がりエンジンルームがきつきつなVG30ターボですが、ノーマルラジエターで岡山国際サーキット30分連続アタックが可能なところも驚きです。
夏場や梅雨時期は正直つらいと思いますが、オーナー様の気合でタオルを首に巻きつつ街乗りをしていただいています。
ここはとても大事なところです。
かなり走り重視ではありますが、公認車検取得済みの完全合法車両です。
せっかく楽しく走れる車ですから、普段から乗れる方がいいですもんね。
箱替え完了直後は、あまりの車の変化にオーナー様が戸惑っておられましたが、ボチボチ慣れてきた模様です。
今後のタイムアップに期待していますよ!
フロントサスペンション
ブレンボキャリパー&TEINベースオリジナルダンパーです。
走行会のたびにキャリパーをダメにしていましたが、ブレンボ投入後は全く問題なしです。
ABSなしの為、コントロール性を重視してパッドをチョイスしています。
車高調はもともとツーシーター用のMONOFLEXでしたが、仕様変更により別物に仕上げています。
フロントデフューザー
アブフラッグ製のフロントデフューザーは一見リップスポイラーにも見えますが、下回りをしっかりカバーする本格的エアロパーツです。
空力効果がありすぎ、岡山国際サーキットのホームストレートで落下してしまう事件もありました。
現在は対策済みの為、安心して走行可能です。
140キロ付近からフロントの接地感が向上するようです。(オーナー談)
リアデフューザー
こちらもアブフラッグ製のリアデフューザーです。
ワンオフマフラーをかわすため加工して装着をしています。
現在は元々装着していたGTウイングを取り外していますが、こちらも高速域では大きなダウンフォースを発生します。
雨の日の水しぶきは、F1さながらのかっこよさですが後ろを走る際は覚悟が必要です。
オクヤマ7点式ロールバー
2シーターであるため、乗員変更なしで斜行バー有の7点式ロールバーを装着しています。
公認車両ですから、ロールバーパットをしっかり巻いて安全性にも考慮しています。
不必要な内装パーツはオーナーにより撤去されています。
コクピット
シンプルに最小限の追加メーターをチョイス。
走行中はたくさんあってもメーターを見てる暇はありません。
ロールバー有のフルバケットシート装着ということで、ラフィックスでステアリングを脱着式にしています。
レカロシート
シートはやっぱりレカロです。
ステアリングも含めしっかりシートポジションを検討する場合は、TS-Gが人気ありです。
TAKATA製4点式ベルトは走行会時に使用します。
普段は安全運転ですし、もちろん3点式ベルトを装着してますよ。
岡山国際サーキット
ガレージで眺めるだけでもかっこいいZですが、走る姿は一段とかっこいいですね。
牽引フックと穴あきボンネットが、ストリート時との変更点です。
コーナーアウト側からの写真でロールしているため、車高が低く見えます。
これはこれでかっこいかも?