2018年5月23日
フロントブレーキにSTI 6POTキャリパーの採用や、サスペンションアームにSTIピロボールサスペンションリンクの装着など、走りの性能を追求したGDB型インプレッサの300台限定モデル「タイプRA-R」を、サーキットでのさらなるパフォーマンスを向上させるカスタマイズのお手伝いをさせていただいてます。
車両は、ノーマルタービンでのブーストアップ仕様。
ラジアルタイヤ「POTENZA RE-71R」の装着で富士スピードウェイレーシングコース 1分54秒台、筑波サーキットコース2000 1分1秒台のベストタイムをお持ちの、私にはちょっと考えられないところに行ってしまっているマシンとドライバーさんです。
筑波サーキットコース2000で開催された「ハイパーミーティング2018」の中で開催された「RAYSサーキットチャレンジ」では、スバル車最速タイムでした。
2018年に登場した「POTENZA RE-12D」の装着で、FSW1分53秒台、筑波コース2000 0秒台もあり得ますね。
POTENZA RE-71R
Sタイヤと遜色ないタイムを引き出せるハイグリップラジアルタイヤ「POTENZA RE-71R」は、溝が減ってきてからのグリップの落ち幅が少ないのも優れたところです。ストリートでも安心感が違います。
何度も積み重ねてきたアライメントセッティング
サスペンションのセッティング変更やタイヤ交換に合わせアライメントの測定、調整を積み重ねてきました。
現在のデータは、一般的なGDBのデータからは大分かけ離れてきている感じです。サーキットでの好タイムに、アライメントが少しでも貢献できているといいのですが。
エンドレス ブレーキキャリパー&サスペンション
「RA-R」のフロントキャリパーは、STI 6POTキャリパーが採用されていますが、音を上げてしまったのでエンドレスのキャリパーに変更されています。
サスペンションもエンドレスのファンクションシリーズが装着されています。
オーナーさんがエンドレスさんと直接やり取りされているのでどんな仕様かわかりません。
当店は、取り付け、アライメントの担当です。
RECARO PRO RACER RMS 2700G
現在もRECAROのフルバケシート「SP-GN」が装着されていますが、今年発売の新作フルバケ「PRO RACER RMS 2700G」を装着予定です。
エンジン周り&クラッチ
エンジンは、地元前橋のスバル車全国区ショップ「カーステーションマルシェ」さんが製作しています。
パワーアップではなく耐久性を重視してHKSの鍛造ピストンや、GRBヘッドを流用しています。
クラッチはORCのカーボンツインプレートクラッチを当店にて作業しています。
ツインプレートとは思えない操作性の良さと軽快なシフトフィールが心地よいです。