2015年2月25日
先日、2基あるリフトに片やランクル、片や軽自動車が
タイヤ交換で上がっていて、タイヤが外れていたので写真を撮ってみました。
こんなに大きさが違うのですね。
並べてみると、差が歴然・・・というかまったく違うので
改めてビックリしました。
直径を調べてみましたら
ランクルは285/60-18なので直径は799mmありまして
軽自動車は155/65-13だったので直径は532mmでした。
タイヤの円周を計算してみました。
小学校でならった円周率(覚えていますか?)を掛けるのですが
円周(タイヤの外側の長さ)は直径×3.14となるので
ランクルの円周は約2508cm(2.5メートルですね)
それに対して軽自動車は1670mm(1.6メートル)でしたので
ランクルはタイヤが1回転すると2.5メートル進み
軽自動車は1.6メートル進む・・といったことになるのです。
この計算ですと、例えば
ランクルと軽自動車が一緒にドライブに行って
往復250km走ったとしますと軽自動車に付いているタイヤは
なんと1.56倍も回っているのです。
もしランクルのタイヤが10万回 回ったら、
同じ距離なのに軽自動車は15万6000回転もしなければならないのです。
でもとリップメーターの距離はランクルも軽自動車も同じなのですね。
もしこれがお互い10万km走行したら、えーーいったい何回転??と言ったところなのです。
軽自動車は元々パワーが無く、排気量も660ccですから
タイヤを小さくしないといけない・・・・。ということになるのですが
それにしても、軽自動車であまり遠出をすると、燃費は良いのですが
タイヤが減ったり、エンジンやミッションのオイルが汚れたり
ベアリングやオイルシールが痛んだり、ドライブシャフトブーツが割れたり・・・など
色々弊害があったりするのですね。
もちろん乗車定員や積載の重量も軽く設定してあって
車両重量も軽いので、タイヤやエンジン関係にも負担は少ないので
やはり軽自動車は短距離向き・・。街乗りベース・・といった考え方だと
車の寿命も長くなるので、長距離の場合にはタイヤの直径が大きい方が良いかとも思います。
もし軽自動車で遠出される場合には、ちょっとでもタイヤが減っていると
タイヤにかかる負担が、かなり大きいので空気圧チェックや残溝チェックをして
もし減っていたり、年数が経っていたら出来るだけ早く交換した方が良いかと思います。
また、軽自動車だから・・・・ということで、逆にしっかりとしたタイヤをセレクトすれば
回転数が変えられませんが、安全性や長持ち度合もUPさせられますので
セレクトする場合には、しっかりと選んでくださいね。