2022年5月21日
トヨタ/ACR50 エスティマ
本日は当店のWEBをご覧になり、稲城市よりご来店されたオーナー様の車両のご紹介です!
オーナー様が新たに手に入れた愛車は、
20インチのタイヤ・ホイールを装着し、
車高調でローダウンされていているのですが
いざ納車され乗ってみると、
・ゴツゴツして乗り心地が悪い。
・ゴトゴト異音もする。
とのこと。
しかし購入店では「中古車なんで」と相談に乗ってもらえず
WEBで足回りに詳しそうな所はないか検索し、当店のHPがHIT。
たくさんの50エスティマを含め数多くの足回りを交換しているのをご覧になり、
当店に来店されました。
相談時に車両の下回り点検や試乗。
その結果、車高短用のガチガチの車高調が装着され、
車高調自体もヘタっており、減衰力をイジっても乗り心地の変化がなかったことから
車高調の交換による足回りリフレッシュをご提案し、
ご用意したのは・・・
TEIN FLEX A(テイン フレックスエー)
でございます☆
このTEINのFLEXシリーズは乗り心地重視の車高調で、
フルタップ式の減衰力16段調整機能付きです♪
FLEX Aはハイドロ・バンプ・ストッパーを採用しています。
ガッツリ車高を下げた車両ではお馴染みなのが
キツメの段差の乗り越え時に「ゴン!」といったショックの底突き。
その底突きを和らげる機能がハイドロ・バンプ・ストッパーで
オーナー様は「車高はこのままが良い」との事だったので
同乗するご家族様の為にも、快適な乗り心地を確保できるFLEX Aをチョイスしました~☆
TEINの車高調の場合はリアのみ純正部品を再使用して取り付けるのですが、
純正部品自体の劣化もありますし、必要部品が足りていないことから
TEINの車高調取り付けに必要なインシュレーターやアッパーマウントなど
純正部品はすべて新品をご用意しました☆
早速作業に取り掛かっていきます‼‼
普段はフロントから作業を進めていくのですが、
別車両の足回り交換が入っていることもあってリアから進めます!!
約20年前に一世を風靡したVIP系エアロメーカーの車高調。
車高短設計なのでガチガチで跳ねる乗り心地。。。
今の時代のニーズに合っていないですし、ファミリーカーには不向きな車高調です。。。
とくにボルト・ナットの固着はなく、すんなりと外すことができました♪
スプリングもミニバン用なのにこんなに短い。。。
きっとバネレートも相当高いでしょうね。。。
当店で足回り交換時のお約束の作業。
1G締め付けです!!
ジャッキを使用してサスペンションアームを車体が持ち上がるまでジャッキアップし
ショックのアッパーマウントやブラケットのボルト・ナットを締め付けます!!
これにてリアの組付けは完了です☆
トーションビーム式のサスペンションは
数えきれないほど足回り交換をしてきたので
お手の物の作業です♪
続いてはフロントに着手します!!
もう外れた画像ですが、
もともと装着されていた車高調はベアリングからグリスがダダ漏れ。。。
異音の発生もこれが原因ですね!
そしてフロントも1G締め付けを行い組付け完成です☆
昔の車高調は直巻きスプリングを採用していましたが、
乗り心地重視のニーズが増え、乗り心地を確保するために
直巻きスプリングから樽型スプリングへと変更されているものがあります。
足回りの組付け後には試乗、車高セッティング、減衰力セッティングを行い
最終仕上げが
4輪アライメント調整
でございます☆
車高自体はまったく変更はしておりませんが、
アライメント数値は「えっ!?こんなに!?」っというほどバラバラ。。。
50エスティマはフロントのトー調整のみですが、
バチっと調整をしました☆
いい感じの乗り心地にセッティングも決まって仕上がった
ACR50/エスティマ
後日の足回り増し締め点検でご来店の際に感想を伺うと、
「家族みんな“前より乗り心地が良くなった♪”って喜んでますよ~♪」
「コクピットさんに相談して良かったです♪」
とありがたいお言葉まで頂きました☆
昔は定期的に車を買い替えられるお客様がほとんどでしたが
今は大事に長く乗りつづけるスタンスに変わってきています。
愛車を長く安心・安全に乗り続けるためには
サスペンションのコンディション維持というのは非常に大事な項目の1つです!
サスペンションは走行50,000kmが交換の目安です。
サスペンションをリフレッシュすると長距離も含めた運転が楽になりますし、
お子様や同乗者の方の車酔いなどの軽減にもつながりますので
気になる方はお気軽に当店までご相談ください☆