2022年3月10日
日産 NV100 クリッパーリオ DR17型
今回初めて当店をご利用頂いたオーナー様の車両です。
当HPをご覧になり、
「ちょっと相談してみよう!」
との事でご来店頂きました。
車両は既に インチアップ/ローダウン 済み。
「軽自動車とはいえ、可能な限りキチッと設定・調整したい!」
と言うご相談から、
Spigel(シュピーゲル)製 調整式ラテラルロッド
をご用意しました♪
元々標準装着されているラテラルロッド。
リアホーシングの左右ずれを補正する為のパーツです!
ラテラルロッド を 長さ調整式 に交換する事で、ホーシングを左右へ動かす事が可能になります☆
調整出来る様になると、
その能力は、
4輪アライメント調整
で発揮されます!!!
上の画像はラテラルロッド交換直後の数値です。
オーナー様は、ローダウン後に調整したとの事でしたが、
しばらく時間も経っているようで、ある程度のズレが生じていました。
が、
今回問題視するのは、
リアトー角
左リア=-0.5㎜ 右リア=+0.9㎜
分かり易くホーシング本体が右に寄った事で、左へ向いている状態。。。。
これまでなら無視するしか無かった数値ですが、
上記データが、調整後のデータ♪
リアトー角 左リア=+0.2㎜ 右リア=+0.3㎜
ほぼ左右差無い数値まで調整できました!!!
何よりも…
リアトー角データの中央下部のグレーで表記されている数値
スラスト角
ですが、当初 0’04’ でしたが、 0’00’ へと調整出来ました。
スラスト角は4足歩行の車の中心軸角度。
重要な部分です!
ラテラルロッド調整箇所部には、錆止めを施工!
ネジ部錆付きによる調整不可というのはよくある話ですが、
保護施工とメンテナンスを実施する事で、長期使用も可能になる筈です♪
軽自動車ではありますが、
NV100は後輪駆動車=FR車両。
ですから後輪の押し出し感は重要ですよね。
その為には、リアのトーイン調整が大切ですが、純正では調整機構がありません。
また、
ローダウンによるホーシングずれは防げず、
フェンダークリアランスの左右差を補う為にも使用できます!
ただ、その際には今回の内容とは別次元で調整が必要。
アライメントを取りますか?
ホイール出づらを取りますか?
今回の施工にて、
オーナー様の NVV100 は アライメント調整箇所数 が 3か所 へ。
フロント左右トー個別調整(純正) リアトー同一調整(追加)
調整箇所が増える事で、調整幅が広がります!
きちっと調整するために、増やせるものであれば増やしておきたいですね。