2020年6月18日
日産 レパード Y33
なかなかにして
レアな車両の登場です!!!
「おぉ~っ!!! 懐かしいねぇ~」
と言ってしまうと、歳がばれますゾ☆笑
実はこちらの画像は既に完成形!!!!
表題通りに車高調をオーダーメイドにて製作+取付を実施した車両です☆
車検対応の程よいローダウン量。
クルージングセダンとしては、バランス良い感じに仕上がっているのではないでしょうか??
因みにこちらの車両、
存在自体もレアでございますが
もっとレアな部分が、グレードです!!!
直6のRB25 E/G搭載の4WD車でございます☆
最初オーナー様から伺った時は・・・・
!!?? そんな仕様あるんですか??
と聞き直してしまいました! 汗。
どう考えてもV6載ってそうですよねぇ~
セドグロにも同じグレードがあったそうですよぉ~!
そんな希少な1台にカスタムオーダーメイドにて車高調を組み込みました!!!
Aragosta アラゴスタ製
でございます!
仕様は通常ラインナップとしてある
TYPE-E
コンフォート仕様ですね!
フロントアッパーマウントは、純正仕様にて製作をお願いしました。
TYPE-Eはコンフォート仕様ながらも
前後共に全長式+減衰調整機構付き。
リアに関しては、シェルケースにアルミ材を使用した軽量設計を採用しています。
フロントに関しては、特殊構造故スチールケース採用となっております。
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが
このY33、フロント足回りはマッドストラットと呼ばれる仕様!!!
通常のストラット仕様とは違い、ナックルアッセンブリのストラットなのです!!!
普通はナックルとは別体なのですが、この時代の日産車だけ???か。
セドグロ/シーマ/レパード
と言った当時の日産セダンには多く採用されている足仕様なのです。。。
マッドストラットで車高を下げたい= 超高額!!! (当時)
それゆえ大半のオーナー様はダウンサスで我慢していたと思います。
そのダウンサスでさえ、工賃は通常車両の倍額掛かりましたからね!!!笑
下の画像においてもフロントストラット下部に取付ボルトが存在していないのが分かるかと思います。
しつこいようですが一体式なのです☆
今回は、純正の溶接を剥がし、改めてAragostaを溶接し直すという段取りとなりました!
そして、お気付きかも知れませんが
フロントの画像なのに、ショックの下にはドライブシャフトが通ってます!!!汗。
本当に4WDなんです☆
よってドライブシャフト抜きと言う作業まで追加となり、そりゃぁ~もう大変。
早々簡単に触れる足回りでは無いので、一緒にハブベアリングの交換も行いました!
赤矢印が示している部分が、溶接した部分。
Aragostaさんに後に聞いた話ですが、本気で大変だったそうです!!!
経年劣化もありハブベアリングも抜けなかったそうです。。。
溶接の剛性を確保するのも・・・
大変ご迷惑おかけしましたが、こんな事が頼めるメーカーって数少ないですからね☆
因みに純正アッパーマウントは日産部品にはラスト2個という状況でした!!!!
今買おうとしている方がいらっしゃるとしたら、申し訳ございません。
当方で使ってしまいました☆
リアアッパーに関しては、強化ゴムアルミアッパーを採用。
世界に1台の足となりました☆
こちらのオーナー様は
この作業が当店初来店でして
なんと2019年夏過ぎに初来店でした!!!
探しに探してこの1台をご購入されたそうです。
購入時より、ダウンサスでローダウンはされていた車両でした。。。
が、乗り味が気に入らず当店へ相談にいらっしゃいました。
当初は、純正復旧でのお話をしておりましたが
純正部品の品薄状況とダウンサスの種類の少なさ(推奨メーカー)など
レア車で4WDということが響いて難題となっておりました。。。
あ~でもない、こーでもない、と話を繰り返しているうちに
車高調をフルオーダーにて作成した方が得策では??
という結論に辿り着いた次第です。
オーナー様の希望はただ1点。
乗り味の改善+車高維持
でした。
これから乗る車両という事もあり、社外品であれば、今後問題があってもメンテナンスが可能☆
純正品だと、メーカーが部品の生産を終了したたらそれで終わりですからね!
しかし、そこからが長かった。。。。。悩
第一段階
車両をAragostaへ持ち込み、製作見積もり。
これには3週間掛かりませんでした。
製作可能か?どうか?の判断ですね。
そして可能であれば、見積もり作成となります。
第二段階
価格等問題無い事、オーナー様と打ち合わせをしメーカーへ製作依頼。
そして車高調の製作を進めてもらいます。
出来上がるまでに1か月半程時間を費やしました。
そうこうしている間に年末が近づいてきてしまいました。。。。
それゆえ続きは年明けとなり3週間ほど間が空いてしまいました。
年が明けて2020年!
第三段階
足回りの完成を受け、再度車両を持込取付!!!
当初の予定では、1か月程を予定しておりましたが
いざ作業に入ると、先ほどご紹介した案件(ハブベアリング+溶接問題)が浮上し
納期は延び延びに…。
結果、完成までに2か月程費やしてしまいました。。。。
ただし大体で済む部分ではございませんので、メーカー様にも腰を据えて作業を依頼した次第です。
そういった経緯があり、完成=納車までに半年強掛かってしまいました!!! 汗。
オーナー様には、大変時間が掛かってしまい恐縮では有りましたが
ご納得いただけ、安心して頂ける物をと言う事で、多少予定変更があったものの、
ご納得いただき、進めさせて頂きました。
下記のデータも国内で1つしかございません!!!
Aragostaが作ったのが初めてだったそうなので♪ 笑
今後は、経年劣化等で問題発生の場合でも
Aragostaへ持ち込み、O/Hが対応可能になります!
ここら辺が純正品とは違うところです。
手間暇時間と料金は、結構弾んでしまいますが…(諭吉さんが何十人か…汗笑)
世に無い物も、オリヂナルにて作成する事も可能でございます!
オーナー様、各位様の理想を少しでも具現化出来たらと日々奮闘しておりますので、
「どうなのかな??」
「いけるのかな??」
「できないのかな??」
「どうにかなるかな??」
など、お気軽にご相談ください。
当日お答えできない事に関しては、宿題にさせて頂き
後日改めてご連絡差し上げます。