2020年3月20日
ホンダ/GD1フィット
通勤で使用されており、走行距離は10万kmオーバー。。。
日々の通勤ルートで足回りのヘタリによる乗り心地の悪さや、安定感の無さに限界を感じ
足回りの交換をしてくれるお店を検索した中で、
当店のWEBに掲載している沢山の車両の作業事例をご覧になり
わざわざ府中市よりご来店されたオーナー様です!
今回は足回りのリフレッシュということで、
いつもの“アイツ”をお取り寄せいたしました!!
KYB ニューSRスペシャル
でございます☆
純正よりもちょっとだけお値段はお求めやすいのに、
乗り心地やショック本来の性能は純正よりも遥かに高性能なショックです☆
足回りのリフレッシュをするのに純正サポート部品も用意しました!
スプリングに関してはそのまま再使用しますが、
アッパーマウントやスラストベアリングなどは再使用すると足回りから異音が発生しやすくなります。
またラバーシートなどは一度使用するとクセがついてしまい、
これも異音の原因や、ガタツキの原因になってしまうので、スプリング以外はすべて新品に交換します!!
さっそく作業に取り掛かります!!
フィットはフロント=ストラット式、リア=トーションビーム式のサスペンション構造。
サクサクっと進めていきたいのですが、
年式的にボルト・ナットの錆や固着がありそうで苦戦の予感が。。。汗
フロントショック。
見た目では判断しづらいですが、
やはりは10万kmオーバーで年数もそれなりに経っているので
人で例えると膝はガクガク状態。。。
ショックを支える機能に支障が出ています。。。
スタビリンクもブーツ切れは無かったですが、
内部のボールジョイントは劣化によって遊びも大きくなっており、
そのうち異音も発生するかもしれない状態だったので
スタビリンクも交換することになりました!!
ストラットのトップナットが1点止めのタイプは
このような台形のアッパーマウントを使用していますが、
このアッパーマウントは常に1トン近い車重を支えているので
新品のアッパーマウントよ比較してもかなり潰れてしまっています。
アッパーマウントのトップナットがかなり固着しており
ラスペネ漬けしてなんとか外せました。。。汗
これはストラットとナックルを止めているボルトです。
あまり洗車をされていなかったオーナー様だったので
ボルト自体に錆や水垢は少なくボルトの状態はまずまずでした。
そのままの状態で締め付けを行うと錆や水垢がさらに増え、
ボルト・ナットの固着の原因になります。
当店ではしっかりと固着防止の為に1本1本ワイヤブラシで
錆や水垢を落としてから、締め付けを行います。
細かい所ですが、こうゆう所があとあとになってジワジワと効いてきます☆
フロントの完成です☆
純正ショックは抜けきっていてロッドは戻って来なかったです。。。汗
ここはエンジンルーム側のアッパーマウントです!
ショック側やエンジンルーム側のアッパーマントがヘタると
ストラットタワーとの間に隙間が出来てきます。
隙間がある=アッパーマウントがヘタっている
です!!
気になった方は見てみてください。
続いてはリアに取り掛かります!
フロントに若干時間と体力を奪われたので
すんなりといってほしいです。。。
リアは固着も無くすんなりとショックを外せて
HPの消耗は最小限で済みました!笑
そしてリアもサクッと完成です☆
今まで装着していたリアショックも抜け抜けで
押したら一切戻って来なかったです。。。汗
足回りの交換作業が終わり、
きちんと組み付けが出来ているか試乗も行い、
足回り交換の総仕上げの・・・
4輪アライメント調整
を行います☆
一般的なお店ではトーインは度分単位で行っているところが多いですが
当店ではより精度を高めるため為にミリ単位にしております。
全ての作業が終了し、
作業前とは比べものにならないほど、乗り心地も安定感も良くなった
GD1/フィット。
これなら通勤中もサスペンションがしっかりと仕事をしてくれ
運転の疲れも軽減でき、尚且つ運転してても楽しい状態になりました~☆
後日、足回りの増し締め点検でご来店頂いたときに
「やっぱ運転してて段差の乗り越えの時とか全然違いますね~♪」
「子供も乗り心地の良さに気づきましたよ~♪」
「出費は大きかったですが、その分の価値はあるな~って思いました♪」
と、ご満悦でした♪
ぜひ足回りのリフレッシュやローダウンなどのカスタマイズは
当、コクピット麻生店にお任せ下さい☆