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足回りメンテナンス!!

2018年11月22日

トヨタ/アベンシスW

はるばる 足立 よりお越し頂きました♪1台の車。

結構レア車ですよね♪ トヨタ/アベンシスW

イギリス(トヨタ)で生産され、欧州で販売されていた車両を日本へ輸入する形となっていた

アベンシス3代目 ZRT272W。

右ハンドルの欧州仕様でして

ハンドルこそ右ですが、ワイパースイッチとウィンカーレバーは国産とは逆付き!!!

左がウィンカー。右がワイパー。

「あの~足回りを替えたくて伺いたいのですが…」

喜んで!!! どうされるんですか?? 決めてらっしゃるものは有るんですか??

「えっと~RS-R? だっけかな?? そこの足を入れようかと。。。」

RS-Rですか? 車高調ですか??

車両がフルノーマルでしたし、なんだか、車高を下げたいようには見えなかったので…

いずれインチアップとかも視野に入れてるんですか??

「いえ。そういう感じには興味が無く…」

??という事はぁ~車高調じゃなくても良い気がしますが・・・交換しようと思った理由は何でしょうか?

「距離も100000キロ超えてるし、乗り心地もあまり良く感じないし・・・・」

「と考えてる時にHPを見て、相談に来ました」

「自力で探したらRS-Rというメーカー? さんの部品に辿り着いたので、それなのかと。。。」

なるほど♪

理由がそれであるならば、純正形状の足回りでリフレッシュする事をお勧めします。

ご説明させて頂きますね。

という事で始まった今回の作業。

アベンシスの足回りで色々調べてみると、確かに検索で当たるのはRS-R製品のみ!

RS-RでしかZRT272Wの足回りは販売されていませんでした。後は純正品のみ。

純正形状の足回りでリフレッシュということでよくおすすめするのは、

KYB ショックアブソーバー

でしたので、調べるも不適合。 流用を試みるも、あえなく撃沈。。。。

こりゃぁ~純正しかなさそうですねぇ~。

という事で、純正品にて足回りのメンテナンスを行います!!!

 

 

入庫時の走行距離は102218km。

ワンオーナー車両では無いようです!

オーナー様は、まだまだ乗る気満々☆ 直せるものなら直したい!!!

 

 

簡単そうなフロントから作業を始めます!

 

 

用意した純正ショック。

 

 

 

そして、フロント周りで必要とするサポート部品群。

ボルトナット/樹脂製品/ゴム製品は全て交換します!!!

結果的には、ある意味かなりマニアックな作業となってしまいました!!笑

何せフル純正での作業ですからね!

 

 

サラッと組み上げた1本。

スプリングは装着品を流用しました!

作業は通常のノーマルストラット。

10万キロ使ったショックもヤレてはいましたが、オイル漏れ等は有りませんでした☆

 

 

が・・・しかし・・・・

フロントスタビリンクは、下記画像の通り。

ブーツの劣化が原因でグリスが微妙に吹き出し、そのグリスに汚れが蓄積しています!!!

この状態でスタビへの入力がスムーズに行われているとは考えにくいですな。

 

 

スタビライザー本体の固定に使用するかまぼこブッシュも交換☆

よぉ~け音鳴りの原因になる部分です。

しなやかさが失われ、硬くなり、滑る事で引っかかりが発生し、音が鳴る。

新品の柔らかいブッシュ+潤滑剤の塗布により、動く部分の動きをスムーズに!!!

 

 

バネ以外の部品+リンク+ブッシュ

の交換が終了し、フロントの作業は終了!!!

 

 

続いてはリア回り・・・

!!!!??????

ショックの付け根がねぇ~よ?? アッパー側が???? 汗

と、思ったら・・・・・

下の画像です!

 

 

こんだけ内装をバラすのも久しぶり!

昔の車は、皆こんな感じでしたがねぇ~。

久しぶりに全バラすると、チョォ~大変!! 汗☆

リア回りも部品は山積み!!!!

 

 

スプリングのアッパー/ロアシート。

スタビリンクです!

共に左が新品・右が旧品。

 

 

ねじ込まれ、トルクが掛けられている部分ですので潰れて当然ですが・・・

戻ってこないという事は、固着してしまっています。

理由はただ一つ。

経年劣化

ですな!

 

 

スプリングシートもご覧の状態。

緩衝材の役目も担っているゴムシート!

硬化してしまえば、吸収する事が出来なくなるので、衝撃がダイレクトにボディーに伝わってしまいます。

いわばゴム製品の劣化は乗り心地に直結、ということなのです。

 

 

リアショック自体もオイル漏れの症状等は見られず

車検が通ってしまう状況。

通ってしまう

とは、ディーラー等で車検に出しても、交換せずに済んでしまう可能性があるという意味。

すなわち、そのまま気付かずに乗り続ける事に。。。

 

 

クルマは使用年数を重ねるごとに人知れず劣化が進みます。

どこかで誰かが気付かないと、壊れるまで使用されてしまうのです!

気づきやすい一般的なメンテナンス箇所は、点検などによってその都度交換のおすすめがあるかと思いますが・・・

ほかにも壊れていなくとも交換が必要な部分はたくさん存在します♪

異常をきたす前での交換メンテナンスが重要です!

これにて、リアの足回りリフレッシュも完了♪

 

 

続いてこちらは途中で追加注文を頂いたブレーキパッド交換!

「ブレーキパッドも交換できますか? ホイールの汚れが酷くて…」

ならば、低ダストパッドが良いですかね!

適合有無を見ていったところ、こちらも設定出しているメーカーさんが薄い事。。。。泣

探した中でも今回は

DIXCEL M-TYPE ディクセル エムタイプ

をチョイス♪

DIXCELラインアップ中、最も低ダストで汚れを気にする方にお勧めの商品です!!!

 

 

10万キロオーバーのアベンシスワゴン。

外したホイールの裏側には、、、ビッチリとダストが!!!!

欧州・ヨーロッパの車両は大抵こんな感じ♪

嘘か誠か・・・

ホイールが汚れてる=ブレーキが利いている

と判断するお国柄とか??汗笑

日本人ならいい気分じゃないですよねぇ~

 

 

そんなホイールを覗いている間に、ブレーキパッドの交換を行って頂きました!!!

施工中に気付いた事。

ローターも随分と削れているなぁ~耳出てるしね。。。

ピストンの戻りも悪かったなぁ~。ブーツも切れているし。。。。

こりゃぁ~一応報告しとかねばね。

 

 

車両に戻す前には、アルミホイールもゴシッゴシッとここまで洗いました!!!

焼き付いてしまっている部分は、お手上げです。。。

折角ダストが出にくい商品を装着したのだから・・・洗って・・・綺麗にしとかないと

ダストが減ったのか?? 汚れにくくなったのか??

分からないですよね??笑

 

 

足回り交換・パッド交換

全て終了し、試走し問題ないことを確認し、最終仕上げの4輪アライメントを施工します♪

 

 

こうして・・・完成を迎えました!!!

 

 

今回の作業で、車高は入庫時よりも5ミリ程UP☆

乗り心地も雲泥の差!!! 足回りにしなやかさが戻りました!

純正の味付けなのか!?

と気にしていたゴツゴツ感も、随分と解消され・・・良い感じ♪

なるほどねぇ~と頷く足回りの乗り感でした!

 

 

今回の作業でさようならする事になった部品達。

 

 

今まで、100000キロもの間、車を支えてくれてご苦労様でした☆

 

 

納車時に、今回の作業内容の説明をさせていただくと同時に、

気になったブレーキの件もお話。

O/Hと同時にローター交換も視野に入れたほうが宜しいかと。。。

「こちらでもお願いできるのですか?」

勿論、承る事は可能です。

「でも、これって保証とか利かないのかな??」

保証?? 中古車販売の保証ですか??

「そう! まだ大丈夫な筈なんだけどね。」

それでしたら、活用した方が得策です♪ 保証で直せれば無料ですしね!

「ですよね! 1度買った店に相談してみます!」

「問題有ったら、また伺ってよろしいですか??」

当然です! その際は、また当店をご利用ください☆

またその頃には、1度今回の作業で手掛けた部分の増し締め等の点検も行いますので、、、

前もってご連絡をお待ちしております!

いやぁ~出来る事であれば、KYB製品等を活用し安く上げたかったのですが・・・力及ばずです。。。

とはいえ、オーナー様には満足頂けたので何よりです。

はたしてブレーキ保証問題はどうなることやら♪

 

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