2021年5月20日
スズキ アルトワークス HA36
当店を長きにわたりご利用頂いているオーナー様の車輛。
実はオーナー様の当店歴は
私の入社歴より…????
ながぁ~~~~~~い!!!!!!!笑
今は、私目が整備の担当をさせて頂いております。
そんな本日は
メンテナンス
にてご入庫頂きました☆
メンテナンス
今回は
① エンジンオイル交換
② ミッションオイル交換
の2点でございますΦ
①は
ASH FSE 5w-30 + オイルエレメント + WAKO'S フラッシング
こちらは1年無いし10000キロで1回の交換サイクルを、かれこれ8回繰り返し実施♪
毎回内容は同じ。
サイクルがサイクルですので、毎回フィルター交換を実施!
オイルもそれを前提としたチョイスとなっております!!
お仕事で車を使用されておりますので、大概は距離が優先。
まず10000キロ使用したオイルを捨てます!
この状態でも、ASH FSE 自体の粘度や吸着性は生きております!!!
が…
10000km使用すると、昨今のエンジンに対しては 浸透性 の良さから消費が始まってしまいます。
その為にもこのサイクルが限界です。
WAKO'Sのフラッシングを投入し、アイドリングにて内部洗浄致します。
本日はオーナー様の時間に余裕があまりなかったこともあり
フラッシングを1000回転で固定し実施!
賛否両論あるかと思われる… エンジン フラッシング 洗浄 施工
当店は、バッキバキの推奨店舗です。
自信を持って推奨いたします! 私の愛車が根拠となっております!!
その後、洗浄していたオイルも廃棄!
洗浄前は、ほぼほぼ透明な状態のオイルを投入しておりますが
抜く際には、しっかりと色付けされてますね♪
当初のオイルを抜くだけでは、この様なこびり付いた汚れは落としきれないと言う証拠ですね!
フラッシングオイルを抜き切り、エレメントを交換し、
Newオイルを投入して作業は完結!
このとき新油の油量チェックが重要。それは測るタイミング!!
投入し、エンジンを回し、行き渡らせた後、落ち着かせ落とし、チェックを実施。
正確に測らない限り、測定の意味御座いませんよね!?
②については
ASH PSE 75W-90
こちらのワークスは、AT車輛(AT=オートマチックトランスミッション)
「ATでGEARオイル???ATFじゃなかね???」
じゃ…
ないんですぅ~
私も初めはビックリしましたが、HA36はそう言った造り♪
この車両のトランスミッションには
5速AGS (AGS=セミオートマチックトランスミッション)
が採用されておるそうです!!!
このシステムは
変速操作=手動 クラッチ操作=自動
と言った、レーシングカーさながらのシステムを搭載している模様です♪汗笑
HA36は、正直、5MTよりATの方が乗ってて楽しいですよね!?
笑
交換サイクルは20000キロに1回を目安に実施。
今回で…
・・・・・・・・
えぇ~っと…汗
5回目かな!?汗笑
このサイクルで交換していても、上記画像の様にドレンボルトには鉄粉が付着。
この鉄粉は、ダイレクトにギアの摩耗によるもの。。。。
戻すドレンはテーピングを施してから装着!
上も下もね!!!
GEARオイルは、投入口から溢れ出てきたら満タンの印!
また、HA36のGEARオイル交換は、ちょっと厄介。。。。。
色々邪魔者が存在していたり、入れ口が変則的だったりと
当店は既に慣れ親しんだ車輛と作業ですが、お初だと!!!????みたいな感じに♪
因みに、
ATF(オートマチックトランスミッションフルード)
はどこにも採用されておりません♪笑
AT車なのにね!
軽自動車は660ccと言う小さな 心臓 で動いております。
その分、何かと安上がりで経済的なイメージが強いと思いますが
どっこい!!!
運転手さん1人運ぶのだって、コンパクトカーなら1000~1500ccのエンジン。
軽自動車だからと言って、移動距離は変わらないですよね??
小さな心臓
で
中~大きな心臓
を持つ車と 仕事は同じ なんです!!
こう考えると軽自動車のメンテナンスの必要性が、普通車より重要なのが分かるのではないでしょうか!?
軽はお金が掛からない車
ではありません。
軽でもちゃんとお金かけてメンテナンスしないと、普通車より寿命は短くなってしまいます。
結果、お金が掛かる事に繋がりかねません。
それでもトータルでは安上がりな事に間違いございません♪
機械は使い手による
メンテナンス
ありきです!!!