2018年8月19日
トヨタ・マークⅡブリット
車検でお預かりした1台。
車検を済ませた後に、当店にてメンテナンスを施します!
まぁ…
メンテナンスも列記とした車検整備♪
油脂類・水物は定期交換が必要です。
どこかの誰かに・・・
「こりゃぁ~もう駄目ですよ!!! 交換しなきゃ!!!」
って言われたとします。。。
「じゃあぁ交換かぁ~・・・・・・」
ってなりますよね??
実は、そのタイミングでのメンテナンスでは 遅い んです♪
誰が見ても分かる範囲の痛み具合って事です。
即ち、
駄目な時期を過ごしている証! 駄目な時期=ダメージが入ってる時期
と言えると思います。
折角の愛車の性能を新車時期よりできるだけ低下させない為のメンテナンスです。
その為には、タイミングとサイクルが超重要です!!!
ブリットはFR車(後輪駆動)ですので、後ろにはデファレンシャルギア=DEFが存在します。
ギアと言うからには、歯車です。
歯車を回すには、潤滑剤となるオイルが必要です。
オイルは歯車の潤滑剤となり・・・・
歯を守ると同時にスムーズに回す。守りながら回す。回しながら守る。
タオルに付着している黒いのが、皆鉄粉です!!!
鉄粉=歯車が欠けた物
0にする事は不可能かもしれませんが・・・減らす事や抑える事は可能♪
当然、増やす事も容易です。
削れれば、DEFの歯車は当然小さくなっていきます。。。
小さくなる=歯が痩せる=歯と歯の隙間(間隔)が広くなる。
もう、こうなると、調子が宜しくない事歴然ですよね!?
今回のメンテナンスで使用する油脂類達の勢ぞろい♪
E/G ASH VFS 5w-30 フラッシング エレメント交換
DEF ASH FSE 75W-140
ブレーキフルード ASH TYPE-S
エンジンオイルはオーナー様がいつも入れていただいているオイル。
DEFとフルードは面白がってもらって、チョイスしました!!!
特にDEFオイルのASH FSE 75W-140
通常で考えれば、目茶目茶硬い粘度です。。。。。
が、後輪駆動はそれが良い!!! お尻から押される感じがFRの特性☆
そこら辺をメンテナンスで楽しめるようになっちゃいます♪
しかも、保護能力はシコタマ高い♪
ちゃんと仕事はしてくれる。 なんなら与力ありまくりで!!
続いてブレーキフルードの交換。
オーナー様は4年振りの交換作業!
ブレーキシステムは、、、安全に直結です!!!
メンテナンスを怠らずに。
新しいブレーキフルードをタンクに垂らしながら・・・・
4輪各ブレーキキャリパーよりフルードを抜き取っていきます。
何度か作業を繰り返し、
綺麗なオイルが循環したら作業終了!!!
見てください!!!!!! 作業前と作業後のフルードの色の違い♪
ブレーキフルードは潤滑させてもいますが・・・圧力を掛ける事がなによりの職務☆
ブレーキペダルを踏む→フルードがブレーキへと送られる→ブレーキキャリパーに備わっているピストンを押す
→ピストンがブレーキパッドを押しブレーキローターを挟む→摩擦が発生し制動が開始。
問題は、ピストンが押せるか否かです!!
その仕事はフルード(油)にかかっています。要は油の状態です。
水より油の方が粘性が高いですよね?? その粘性で押してるんです。
粘性が低ければ、ペダルを幾ら踏んでもピストンへ圧力が伝わりづらくなります。
当然硬ければ良いってものでも有りません。
良い具合の粘性を持ち、伝達力に優れ、流動性が高いフルード!!!!
それが良質なフルードであり、それを維持し続ける事がメンテナンスです☆
そんなこんなをしているうちに・・・・・
エンジンオイルを投入し、油脂類メンテナンスの完了です☆
車両は、車高調等によりローダウン・インチアップしているので
車検検査でのサイドスリップテストで調整が施されてしまいます。。。。
当店の車検整備では、それを最終で正す為に4輪アライメント調整を必ず施工します。
ここが・・・・
サイドスリップテストと
4輪アライメント調整
の違いですね!
おっっとぉ~~~~忘れておりました!!
前回の車検でクーラント(冷却水)の交換を行っているので、、、、
今回はWAKO'Sクーラントブースターで2年間分の復活を狙います!!!
これにて全工程終了。
車検整備の一丁上がりです☆
車は機械仕掛け。
機械にはメンテナンスが必要!
メンテナンスは壊さない為・痛めない為に行うもの。
車にもきっと気持ちがあります☆
ヘソ曲げられて困るのは、オーナーです!
可愛がってあげましょう♪