2017年3月25日
日産/R34スカイラインTYPE-M
「もうこの季節かぁ~・・・」
とはオーナー様! 2年に1度の車検ってあっという間ですよね。。汗!
前回の車検でも当店をご利用頂いているオーナー様の車両です。
今回の車検に合わせて行う作業は、すべてメンテナンス作業のみ!
①MTオイル交換
車両はマニュアルミッション車両ですので、ギアオイルが存在します。
ここのメンテナンスを怠ると・・・
ギアの歯がかけてしまう…入りが渋くなる…
最悪はミッションO/H。。。1万円前後のオイル交換をサボった結果が、数十万のオーバーホール!!!
どう考えても・・・
メンテナンスの方が安上がりです!
今回のオーナー様の車両の走行距離は前回交換時から10000キロ走破!
10000キロ後でこの状態です。
黒いのはすべて鉄粉です・
鉄粉=ギアのかけらです。
続いて・・・
②デフオイル交換
こちらもギアオイル交換が必要です。
後輪駆動車の場合は1箇所。4輪駆動車の場合は2~3箇所。前輪駆動車の場合は無し。
デフギアは車の構成部品の中でも1~2を争うほどの大きなギア!!!
すなわち頑丈です☆ 裏を返せば頑丈じゃなきゃいけない部分。
それは負荷の大きさを意味します。
そんな負荷からギアを守る役目を担っているのが、
オイルです!!!
鉄粉は必ず出ます。出ないことがベストではありますが・・・出ない訳が有りません。
ならば…
やれる事は…
出た物を溜め込まないこと!!! 綺麗な状態を維持してあげる事!!!
常に良いコンディションで動けるように。。。
そんなギアオイルですが…
当店ではASH(アッシュ)のギアオイルを推奨しています!
今回使用したオイルもASH PSE 75W-90×3 80W-90×2
更に作業は続きまして・・・・
③クーラント(冷却水)交換
純正同等品の物との交換作業となります。
まずは…現在使用中の劣化したクーラントを綺麗さっぱり抜き取ります。。。
リザーバータンク内も綺麗に。。。
このリザーバータンク内は汚れが溜まり易い傾向があります。。
走行中に必要になったクーラントはタンクから流れていきます!
タンク内に不純物が発生していれば、容赦無く吸い込んでしまい、エンジンに回ります。
細かい部分や、弁等に詰まればオーバーヒートの引き金にもなりかねる部分です。
抜き取りと補充が終了した段階で外へ出し・・・
クーラントのエア抜き作業と同時進行で
④WAKO'S RECS施工
も行いました。冷却水のエア抜きの時間って結構必要です。
その時間勿体ないので、当初より予定していた内燃機関洗浄施工のRECSをやっちゃいます☆
エアーラインを通過し・・・
燃焼室へ突入。
その間の部分カーボン等の蓄積物を取り除くのが目的!!
ゴミが散乱している通路って歩き辛くないですか!??
片づけが行き届いており…歩きやすいとスムーズですよね!? なんなら走れますよね!?
空気の流れも同じなんです☆
燃焼室内の汚れに関しては、蒔きストーブ等の煙突掃除と同じ。
燃焼室部分の周りに、煤やらカーボンが蓄積することで、その部屋自体の燃焼効率が下がります。
何事も…綺麗な条件化で行えることがベターなんです!!
そうこうしている間に…
クーラントのエア抜きも終わりそう!!
ポコッポコッ気泡が出なくなったらOKです。。。
が…実はその状態は目安でしか有りません。
実走行を経て・・・最終確認が必要です!
して…最後は…
⑤4輪アライメント
定期的な角度調整により、GOODコンディションを維持する!
状態が正しい事が何よりの必須事項なのが車です。
ベースがきちんとしていないと、何がどうなっているのか判断が難しくなってしまいます。。。
10000キロ走破での定期健診を推奨いたします!
これにて今回の車検整備は完了です☆
車検毎に施工するポイントと・・・
車検時以外での施工ポイントを分けてメンテナンスしていくと・・・
大きな出費を抑えることができるはず!
車を乗る上でメンテナンスは必要不可欠!
やったらやっただけコンディションを落とす事無く走行できます。
サボればサボっただけ、コンディションは悪化!
メンテナンスにお金掛けるか・・・車両代にお金掛けるか(乗り換え)・・・の違いですかね。