2014年2月27日
E51エルグランドのタイヤ交換による入庫です。
車両は18インチへインチアップしている車両でした!
このE51・・泣く子も黙る。。。
スーパーヘビー級のボデーなんです!!
重量がハンパじゃないです。
タイヤの摩耗が速いで有名な1台ですね。
純正サイズは運転席にかいてある通り・・・
215/65R15 96S
この中で重要なのが・・・96!!!
この数字は対荷重指数を表しています。
LI値(ロードインデックス)とも言います。
1輪の負荷能力を示す数値。
96=710kg(最大値で710kg)
最大値とはJATMA(日本規格)のタイヤで240Kpaの内圧設定にした時の事。
純正表記の220Kpaでは675Kgになります。
いわば前前軸重で675×2=1350Kgが純正値。
これを下回ってはいけません!!
エア漏れ。バースト。偏摩耗、etc.
巻き起こる問題は様々。
しかしながら、一昔前はインチアップしたらタイヤは小さくするもの!
と言うセオリーと言うか流行りがありました。
よって車両に装着されていたタイヤも
234/40R18 91W
タイヤ外形でも661㎜→648㎜へダウン。
LI値においても96→91へダウン。
LI値91は240Kpa充填時で負荷指数=595Kg!!!!!!!
純正規定内圧時の675Kgより-80Kg×2輪です!!
本来なら車検にも通らない筈の仕様と言う訳です。
しかも2008年製のタイヤ。6年物です。。。タイヤの設計限度は超えてます★
でも残念ながら、車検時にここをチェックするようになったのは近年の事。
タイヤ自体も両肩が綺麗に摩耗。正しくミニバン減りしてます!
問題はここから!!!!!!
外したタイヤを裏返すと・・・・・・・?????????
どえりゃぁ~事が起こっていました!!!
ヒビどころか…完全なクラックが入ってます!!!
しかも4輪共に内側側面に1周!!!
正直・・・この先に待っているのは、突然のバースト。
バーストはタイヤが破裂する事。何の前触れも無く突然・・・
バァァァァァァァァ~~~~~~~~~ンッッッッ!!!!!!!!!
と。。。。
最初の赤丸2枚の画像は地面に置いた状態。
3枚目がタイヤ自体に負荷を掛けた状態。
実走行時とは異なりますが、これだけ深く割れていたと言う事。
本当に危険です!!!
タイヤのサイズ選び。
空気圧管理。
この2点を疎かにしてはいけません。
どんな高級車でも、安全装置多様車両でも、、、
走っている路面に接しているのはタイヤだけ。
タイヤが無ければ、どんな電子制御も意味を持ちません。
走る。止まる。曲がる。
全てはタイヤ=ゴムから始まる運動!!これがあって初めて意味を持つ。
上記が正常だからこそ成り立つ、先進の電子制御システム。
正しく
「事件は会議室で起こってるんじゃない!! 現場で起きてるんだ!!」
(電子制御や安全ユニット) (地面とタイヤの間)
です★
ご自身で確認しきれない部分は、当店などタイヤ専門店へお尋ね下さい。
点検は無料で行っております。