2013年2月16日
今回はちょっとマニアックな世界へ・・・・・・。
このお話の対象車は・・ズバリ! ローダウン車全てです。
何かと言いますと・・・
サスを入れた!車高調を入れた!車高が下がった!乗り心地が変わった!
で終わってないですか??
ローダウンは単純に、足回り部品(バネorショック)が短くなって起こる症状です。
それによってスタイリングを手に入れ、ふら付く足回りの剛性を手に入れる事が出来ます。
しかし!!!!
それはその車輌本来の乗り心地&走りではありません!!
何故なら
車高が落ちたせいでアームブッシュがねじれているからです。
元々、純正車高の1G状態で組みつけられているアームブッシュ。
そこから上下に動く事を想定してブッシュの硬度や大きさは決められております。
ローダウンさせる事によってブッシュのストロークに誤差が生じます。
その原因がダウンによるアームのバンザイ症状。
体外の車輌は1Gでは地面に対して平行もしくは下向きにアーム角は存在します。
そこからの可動領域が必要だからです。
それがバンザイ=上向きになってしまったら・・・
物理上ダウンしてればどうにもならないのですが、可動領域は変えられるんです。
ダウンしたままだと、テンションが抜けていなくちゃならないアーム角時(1G接地時)にすでにテンションが発生してしまっているのです。
純正時、バンプすればアームが跳ね上がりサス&ショック+ブッシュによりリバンプ側へ押し戻す力&衝撃を吸収する力が発生します。
ダウン状態とは上記のバンプ時が平常となってしまっている状態なんです。
(1G状態でアームが上向きになってしまっている事)
ブッシュにも可動領域の制限があります。
それを越えれば、アームの動きは悪いし乗り心地も悪い。最悪ブッシュの寿命短縮にもつながります。
作業は上下に稼動するブッシュの締め直しです。
1G時のライドハイトを測っておき、リフトアップ後にブッシュを緩め、ナックルを1G時の距離まで押し上げます(仮想で1G状態を作ります。)
その状態で再度ブッシュを締め込むと言う作業です。
これにより、ブッシュの可動領域を確保する事が出来るんです。
「足を変えたら乗り心地はこんなもん!!」
と思っているそこのあ・な・た☆
本来のその車の足の動きはそんなもんじゃあ~りませんよ。
興味がある方は当店スタッフまでお尋ね下さい。
一歩踏み込んだ足調整・・・してみませんか??
現在までで当店においてこちらの作業を行われた車輌全てのオーナー様は
皆様、驚いていただけています!!!!!!!
「全然違う!」「柔らかくなった」「突き上げが無くなった」
本当にビックリするほど足が柔らかく動くようになります。
作業後には必ず4輪アライメント調整が必要となりますので・・・。
さぁ!!
お試しあれ!!!!