2016年5月29日
時々お客様から伺う症状なのですが…
非常に微妙~なフィーリングの部分なのでご案内したいと思います。
まずタイヤのローテーションは、4本のタイヤを均一に使い切るために有効な手段でして、
一般的なFF車は重いエンジンが前に乗っていて、前輪で車を引っ張る(駆動する)ようになっているので、どうしても前輪の方が減りがが早いんです。
なので 5,000km~10,000km に一回程度の頻度で前後タイヤのローテーションを行う事が
理想とされています。
「だったらタイヤの寿命の半分(15,000km~20,000km)位で一回でええやんかっ?」
と思われるかもしれませんが、実はそうしないのには理由があるんです。
↓ ↓ あとで下の方でご説明します。。。
それとローテーション後にこんな違和感を訴えられるお客様がいます。
・タイヤのローテーションをしてからど~もハンドルの微振動が増えた気がする
・なんだかハンドルが軽くなって落ち着かない、フラつく気がする
・タイヤの音が大きくなった気がする
などなど。
こういった症状を起こしにくいようにする為に、定期的なローテーションをオススメしたいんですっ。
なぜかと言いますと。。。
駆動輪(FFなら前輪、FRなら後輪)のタイヤは、重~い車体を動かすための力を路面に伝えようとします。
☆画像1枚目
逆に引っ張られるタイヤ(FFなら後ろのタイヤ)は路面からの摩擦で回転しています。
なのでタイヤ表面を見るとブロックの摩耗の仕方が違うんです!!
これはお車の重量や仕様環境によっても、クセの付く方向や具合は違うのでひとくくりには言えないのですが。
☆画像2枚目
簡単に言うと、それぞれの車輪は負荷のかかり方によって表面に“クセ”が付いているんです。
なので、こういったブロック表面のクセが酷くなる前に、定期的なローテーションがオススメなんですっ!!
ローテーション直後はタイヤ表面のブロックの形と受ける負荷の方向が違ってしまうために、上記のような“違和感”が出る事があるんです。
ローテーションはタイヤを均等に使う為に有効な、経済的な作業ですが、
こういった症状を抑えるために駆動方法ごとのローテーション方法がございます。
☆画像3枚目
僕の下手な日本語では説明しきれないので、AOKI画伯の説明イラストをご覧ください♪
タイヤを長持ちさせる為に定期的なローテーションと空気圧点検を忘れないで下さいね♪