2019年11月16日
本日ご紹介するのは、
新車で購入されてから、ずっと大切に乗られている
ランサーエボリューションⅩ(CZ4A)の常連さん。
今回は、以前ご購入いただいた車高調が、経年劣化により異音が発生したこともあり、
一時はオーバーホールも検討されましたが、「やっぱりこれ!」ということで、
クスコのストリート用スポーツ車高調
「CUSCO SPORT S(クスコ スポーツ エス」をご購入いただきました(^-^)
ちなみに、そんなスポーツSの特徴を簡単にご紹介しますと、
フロントには剛性の高いを「倒立式」を採用し、スプリングは「クスコ ブルースプリング」
その他にも、車高を変えても乗り心地の変わらない「全長調整式」や、
オーナーの好みに合わせて硬さを変更できる「24段階の減衰力調整」
フロント(倒立式なので下側です)
リア
「これでもか!」と言わんばかりに補強された強度の高いブラケットまで
なんと標準装備の車高調なんです!
(クスコ以外の車高調を付けられている方は、この部分を比較してみて下さい)
さらに今回のスポーツSは、以前からクスコのエンジニアさんと
「いつかこんな仕様を実現したいですね!」と言っていた、
見た目は普通のスポーツSと同じながら、内部構造を変更した特注仕様!
実は今回のエボⅩが、当店でも初装着の仕様なんですよ(^-^)
そんな “オンリーワン仕様” なので、私もかなりワクワクしながらすぐに取り付け開始!
ちなみに今回のお車は、昔からいろいろと作業をさせてもらってるので、
ワクワクしてる時間もほとんど無いぐらい、作業はあっという間に終了!(>_<)
フロント
リア
そして最後の仕上げに、いつもの「匠アライメント」を施工していたんですが
リアにある、トー角やキャンバー角を調整するためのこんな偏心カムが、
今までの経験上、ちょっとおかしい・・・(;一_一)
そこからアライメントを一時中断し、新品の純正偏心ボルト一式を取り寄せ、
後日、ボルト類を交換しましたが、やっぱり私の予感は的中!(・_・;)
左が新品で右が今までのプレートですが、右の方は山が潰れているのが分かりますか?
ちなみに偏心カムの構造は、ボルトの溝にプレートの山部分がはまって、
同軸上にある向こう側のプレートを回すと、こちらのプレートも回るんですが、
この山が潰れていると下の画像のように空回りしますので、
調整範囲が狭くなったり、走行中に動く可能性もありますので、
正確なアライメント調整は「不可能」ということになります。
でも今回はちゃんと新品に交換しましたので、
オーナーは今後も安心して走行できますよ!(^-^)
さて、そんな偏心カムを交換したら、フロントのピロアッパーを使ったキャンバー調整や、
コクピットグループだけの秘密兵器「ホイールエクステンダー」を使い、
正確なアライメント調整で仕上げます!
(エクステンダーの詳しい内容は、こちらをクリック!)
そして長年積み重ねた “コクピット55オリジナルデータ” に全ての数値をそろえると、
今回の作業は全て終了です!
ちなみに、後日オーナーに感想を聞いてみると
「以前よりしなやかな動きになって、市街地でもかなり乗りやすくなった!」
「でも、ただ柔らかいのではなくて、しっかりした乗り心地でレスポンスも良いんだけど
不快な縦揺れ、横揺れが無いので、長時間乗ってても疲れない!」
などなど、ストリート用に仕上げたスポーツSの良さを、かなり満喫されてましたよ(^-^)
今回のように、いろんな方の好みやご希望を叶えてくれるのが、当店一押しのクスコ車高調!
スポーツカーはもちろんのこと、セダンやミニバンにいたるまで、
車高調選びでお悩みの方は、当店までお気軽に相談して下さいね!(^-^)
今回もお買い上げいただき、本当にありがとうございました。
今後とも末長く宜しくお願い致します。