2017年12月2日
先日ご来店いただいたのが、ワゴンRスティングレー(MH23S)のお客様。
今回は「足回りから音がするので点検してもらえませんか?」
というご相談だったので、とりあえず横から足回りを見てみると
「こ、これは・・・( ・_・;)」
と思わず言ってしまうぐらい、素人が見てもヤバイ状態。
というのも、画像のようにスプリングが4輪ともかなりさびており、
どちらかというと折れる直前の危険な状態でした・・・・・(T_T)
この状態を見て少し気になったので、ひととおり全体を点検をしてみると、
ブレーキローターがさびて、ブレーキパッドとの接触面積がかなり少なくなっていましたし、
それ以上に危険だったのが、パッドの残量が1mm以下だったこと(>_<)
さらに試乗をさせてもらうと、速度に比例してリアから異音もしており、
リアのハブベアリングも故障している状態。
そして全体を見終わると、その他にも要修理の部分が何カ所かありました!
これら全ての内容をオーナーに伝えると、
「最近個人売買で買ったので、以前のメンテナンス履歴が分からないんですが、できれば全て修理して長く乗りたい!」
とのこと。
もちろんご予算もありましたので、その中で交換するパーツを慎重に選び、
安全のために緊急を要する箇所を最優先にして、修理とカスタマイズを同時に進めてみました。
まず一番の最優先箇所となるブレーキ関連は、
純正部品と同等の性能ながらもリーズナブルなお値段を誇る、ディクセル製品をチョイス!
ブレーキローターは「PDタイプ」、ブレーキパッドは「EC」を取り付けします。
ちなみにハブベアリングとパッドの交換を、いつもの提携認証工場に作業をお願いしたんですが、
参考までに外したパッドを確認してみると、
ほぼ残りはなく、すでにパッドとローターが接触した痕跡も・・・
大変なことにならなくて、本当によかったです!(私もほっとしました)
そして今回の本題となる足回りの方は、10万kmを越えていたこともあり、
ダンパーも同時に交換できる車高調に決定!
今回は、全長調整とリア14段の減衰力(硬さ)調整が標準装備の
「クスコ STREET ZERO(ストリート ゼロ)」←詳しくはこちらをクリック!
をチョイスしました!
ちなみに作業の方は、こんなサビ具合の足回りを全て外し、
フロントには新品の純正アッパーマウントやベアリングなどを組みつけ、
(今回のような状態での再使用はありえません!)
リアのバンプラバーを、ローダウン専用のショートタイプ
「エスペリア スーパーダウンサスラバー」←快適な乗り心地の秘密はこちらをクリック!
に交換し、ローダウン時でも快適な乗り心地を実現します!
その後、サクサクッと車高調本体を取り付けると、こんな感じで完成。
フロントの完成図
リアの完成図
あ!上の画像でちらっと見えているサビたラテラルロッドも、同じくクスコ製に交換しました。
これらが全て終わると、最後の仕上げに「2018 匠アライメントSPL」で調整。
最後にハンドルセンター位置を細かく調整すると、今回の作業は全て終了です。
完成後少し試乗させていただきましたが、ブレーキのペダルタッチもしっかりしていて、
もちろん効きはバッチリ!
さらに各部からの異音も解消し、誰もが安心して乗れるクルマに復活しました!
今回の作業を通じてお伝えしたいのが、日頃のメンテナンスや点検の重要性。
今回も日頃からしっかりパッドの残量点検をしていれば、当然パッドだけの交換ですんでいますし、
もちろん金額の負担も少なかったと思います!
最近ディーラーや整備工場などで定期点検を受けていないうえに、
ユーザー車検を個人で受けて、数年間点検さえしていないケースもよく見かけます。
点検不足が原因となる事故をおこすと、自分が犠牲になるのはまだしも、
家族や他人を巻き込む恐れがあることも、決して忘れないで欲しいです!
もちろん当店でも無料の安全点検は行っていますので、
心配な方はお気軽にご相談下さい。
今回はいろいろとお買い上げいただき、本当にありがとうございました。
当初とは別物になったワゴンRで、これからは思いっきり楽しんで下さいね♪
今後とも宜しくお願いいたします。
高知県でクスコ製品をお探しの方は、
「2016年度 クスコ車高調 販売・装着実績全国NO.1」
のコクピット55まで、お気軽にご相談下さい。