2017年8月26日
ここ数日ピット内もかなりの暑さですが、そう感じているのは人間だけではないはず!
今回は、ER34スカイラインにお乗りの常連さんから
「最近油温が110~120度を越えるので、オイルクーラーを追加したい!」
とご相談がありました。
そこで各メーカーを調べてみると、以前よく装着していたHKSは
時代の流れなのか?生産終了とのこと(T_T)
そこからいろんなメーカーを探しに探し、取り付け位置、コアの段数などを考慮し、
「BLITZ オイルクーラーキットRD」をチョイスしました。
↑↑↑詳しいスペックはこちらをクリック!
さて取り付けの方は、まずフロントバンパーを外すところから作業開始!
バンパー右側のこの部分に装着していきます。
ちなみに今回のようなキットを取り付ける時には
「説明書通りに取り付けするだけなので簡単でしょ?」
とお客様からよく言われますが(>_<)、
他の部品に影響のでないホースの取り回しやフィッティングの角度、
正確に測定できる油温・油圧計のセンサー位置などなど、
説明書通りに取り付けるのではなく、経験に基づく正確な技術力が問われます。
さらに今回取り付けたER34やECR33は、オイルエレメント部分にあるセンターボルトが折れやすいので、
締め付けトルクには細心の注意が必要なんですよ!
(走行中にセンターボルトが折れると、かなりの確率でエンジンは全損です)
こんな感じで注意深く作業を進め、最後にオイルを追加してクランキング後にエンジン始動!
オイル漏れが無いかしっかりチェックして、ついにこんな感じで完成しました!
ちなみにバンパーダクトの干渉部分も、
時間はかかりましたが、コアにピッタリ合わせた形状に加工しました。
そして納車して数日後、点検のために来店してくれたんですが、気になる油温を聞いてみると
「最高でも90度ぐらいになりましたよ!(^.^)」
と大満足の様子!
油温が下がれば水温も比例して下がり、水温が下がれば油温も下がる相関関係。
冷却系のパーツ選びは、温度を上げている原因を特定して、
エンジンの状態をトータル的に考えることが必要です。
今回はお買い上げいただき、本当に有り難うございました。
今後とも宜しくお願いいたします。