2015年5月18日
先日、当店に初めてご来店いただいたスイフトスポーツ(ZC32S)のお客様。
今回は、
「最近、段差を超えた時にダンパーの収まりが悪くなってきたので、足回りをリフレッシュさせたい!」
と、ご相談がありました。
お話の中で、足回りに対するご要望をいろいろと聞いてみたんですが、
「車高は落としたくないし、純正ダンパーの乗り味はかなり気に入っている」
とのこと。一般的に足回りの商談時には、
「車高をもっと落としたい」「もっとしなやかな走りにしたい」「カーブでクルマが大きく傾く」
など、何かしらのご不満点があるんですが、今回のお客様は純正ダンパーが一番のお気に入り。
そこで今回は当店でも珍しいケースの、純正ダンパーから純正ダンパーに交換してみました。
ちなみに今回のスイフトスポーツの走行距離は「約40000km」
一般的な純正ダンパーの減衰力は、40000~50000kmで低下すると言われていますので、
交換後の変化には私自身も興味津々です(^.^)
さて交換作業の方はといいますと、スイフトは何度も作業しているので順調に進行。
ここまで順調に進むのも、「あのスイフトのおかげか?」と思うと、足を向けて寝れません(>_<)。
ちなみに今回は同じ純正ダンパーだったので、劣化具合を調べるために
最大までダンパーを手で縮めて手を離し、伸び具合を比べてみたんですが、
新品がすぐに最大まで伸びるのに対し、新車から装着されていたダンパーの方は、
2段目真ん中画像のようになかなか伸びない・・・。(実は縮み側もかなり弱ってました!)
見た目的には同じ感じでも、「40000kmでこれだけ減衰力の差がでるのか?」と思い、
誰よりも私自身が一番驚いていました!( ・_・;)
さて、そんなテストも終わり、最後にアライメントをキッチリ調整すると作業は終了。
完成後に少し試乗をさせていただいたんですが、交換前は段差を乗り越えた後の余韻が残る感じだったのが、
交換後はピタッと収まり、余韻は皆無!
簡単に言うと、ボディは動かずに足回りだけが動いているような感覚で、運転そのものがかなりラクです!
足回りは、新車から少しずつ少しずつ劣化していくので、ダンパーオイルでも漏れない限り、
一般の方には交換時期が分かりにくいと思います。
でも今回のケースのように、40000~50000kmが一つの目安にはなると思いますので、
気になる方はお気軽にご相談下さい。
今回は初めてのご来店、本当にありがとうございました。
今後とも宜しくお願いいたします。