2020年9月24日
ごく最近お車を入手されたいうオーナー様☆
今回は二回目のご入庫です!
前回は ASH FS 5W-40 にてオイル交換をさせて頂き
「いいオイルだねぇ♪」と
お褒めのお言葉を頂きました☆
そして、メンテナンスでもチューニングでも
様々なご要望があるということで、
今回は追加メーターのお取り付けをお承りました!!
設置場所の決定をしたら、まずはお車の
「外」で施工する場所から着手していきます!
お取り付け致しますのは
Defi アドバンスRS
シンプルでベーシックなデザインですが、
Φ52の小径メーターがオーナー様のご希望に添い易いのと
アドバンスコントロールユニットによる
リンクシステムで連結施工も容易な優れモノ♪
それに日本精機は純正メーターも製造している
メーカーさんなので信頼性は非常に高いです!!
ご希望は3連メーターでしたが、
なかなかに都合の良いスペースは無く、
メーターフード左手に2連、
右側に離れて1つという形で設置することとなりました。
水温計:もちろん水温計は水冷なら
どんなお車にもメーター内についてはいますが
「C」と「H」の間に針があれば
正常というザックリしたものです。
40~100℃の範囲みたいなイメージなので、
ハイパワーターボ車でスポーツ走行をされるなら
細かいコンディション把握に必須のメーターです。
油圧計:エンジンオイルには
走行中常に循環させるための圧力が掛かっています。
エンジンの熱によってオイルが熱せられると粘度が柔らかくなり、
油圧が低下していきます。
極端に油圧が下がり過ぎると正常な循環冷却が不可能になり
最悪の場合エンジンの焼き付き・破損の原因となってしまいます!
油温計があればその前兆をより早く察知できますが、
今回は取り付けスペースの問題もあり、
油圧が下がるイコール油温は著しく高くなっていることは間違いないので、
油温より油圧という消去法でお取り付けすることとなりました。
ブースト計:ターボ付きの車であれば、適正なブースト圧が
掛かっているかどうかを把握するためが主たる目的です。
アイドリング状態はスロットルが開いていないので、
負圧が掛かり、反対方向に針が触れているのが正常です。
この負圧がゼロに近くなったりするとオイルの劣化が起きていたり、
また急に加給圧が半分くらいになった!
などではパイプのスッポ抜けなどが疑われます。
やはり走行する上でのコンディション把握には
絶対に付いていた方が良いメーターです!
水温計を付けるにあたり、前オーナー様のメンテ履歴も分らないため
LLC の交換と水温センサーアタッチメントを付けるため、
純正のラジエーターアッパーホースもご用意致しました!
水温センサーとオイルセンサーアタッチメントはコチラも
定番の JURANレーシング をご用意。
モータースポーツにおける様々なパーツをリリースされているブランドです☆
コチラが 水温センサーアタッチメント 。
取り付けのネジ部には水漏れ防止のシールテープを巻きつけます。
オイルセンサーアタッチメントはもういきなり装着後の画像ですが、
言うまでもなく2か所のネジ部にはシールテープを巻き付けまして~
ご覧の通り、オイルパンと遮熱板に挟まれ、
配線を逃がす方向に選択肢はありません。。。
続いてクーラントを抜き取ります。
ですが、コックのスグ真下にサブフレームがあり、
一気に抜くとフレームを伝って広範囲にクーラントがこぼれまくります(汗)
即席で適当なホースをつないで何とか抜き切りました!
ラジエーターのアッパーホースを外すと、
接合部はクーラントが乾いて結晶化?した汚れや、
アルミが腐食したような白錆でガビガビに・・・!
汚れがラジエーター内部に入らないようビニールを
突っ込んで、サンドペーパーで落とします。
バンドで締め付けをする部分ですが、
万に一つも漏れが出てはいけませんし、
外した時でないとキレイにできない部分なので
念入りに・・・!!
水温センサーアタッチメントを付けるためにアタッチメント分、
アッパーホースをカットする必要があるのですが、
ココはミスったら最期な場面なので、
外して廃棄する古いアッパーホースくんを練習台に(笑)
店長にもチェックし、
いよいよ新品アッパーホースを切断・アタッチメント取り付け!!
・・・アタッチメントからの配線の角度を考慮しながらホースを取り付けます。
いよいよ、新しいクーラントを入れてエンジンスタート!!
オイルもクーラントも漏れはない様子でまずは一安心☆
そして、専用のジョウゴにクーラントを入れたまま最低1時間ほどエア抜きをします。
ラジエーター本体と、もう一つ加圧タンク側にも同様のエア抜きを実施。
その間車内は暖房MAX運転です!!!
たまにアクセルを煽ったり、アッパーホースを揉んだりして、
できる限りエアを排出します!
ボッコンボッコンと出てくる気泡が収まったら
取り敢えずは作業中断です。
一晩置いてクーラントを冷まし、量を確認してから
次の工程に進んで参ります☆