2020年6月14日
全日本GT選手権のスープラや、WRCのセリカなどさまざまなレーシングカーにも搭載され
モータースポーツで大活躍の名機「3S-GE」エンジン。
そんな名機が搭載されている車両があるトラブルで入庫しました!!
トヨタ/SXE10 アルテッツァ
当店のボスと同じ愛機ですね♪
さっそくPITに入庫させ点検してみると・・・
・アイドリングが600rpmとやや低い。
・アクセルをあおるとカブったように回転が上がらない。
上記の症状から点火系がとっても怪しい感じでした。。。
年数も10年以上経過し、走行距離も90000kmオーバー。
オーナー様も「プラグなど点火系のメンテナンスはしていない」との事から
まずは点火系のメンテナンスをすることになりました!!
今回ご用意したのは・・・
NGK製 プレミアムRXプラグ
でございます☆
点火不良をしているであろうイグニッションコイルは純正を用意しました!!
ヘッドカバーを外せばイグニッションコイルのお出ましです!!
このイグニッションコイルのカプラーは熱や年数の経過でツメが折れやすく
このカプラーのツメが折れてしまうと、点火不良の原因になってしまうので
外す時は慎重にカプラーを外さなくてはなりません。
カプラーのツメも折れる事無く無事に外せ、
外したプラグは電極も擦り減ってきていて交換時期でした。
オーナー様が回転数を上げない走行をしていたので
プラグは黒くやや甘い焼け具合でした!
プラグ+イグニッションコイルを交換が終了し、いざエンジン始動してみると・・・
いままでの不調が嘘のようにアイドリングも約700rpmで安定し、
アクセルをあおると、軽やかに吹け上り絶好調に♪
アルテッツァではあるあるのトラブルを未然に防ぐために
ついでのメンテナンスで、エアフロセンサーも清掃しました~☆
プラグやイグニッションコイルはディーラーや一般の整備工場では、交換を勧められる事はほぼ無いと思います。
いろいろなお客様に「プラグは交換しましたか?」などとお伺いしても
大半の方が「今まで交換したこともないし、言われたことも無い」と答えが返ってきます。
プラグやイグニッションコイルは使用し続ければどんどんと劣化し
今回の車両のように点火トラブルに遭ってしまいます。。。
点火トラブルが起きてしまうと、まともに走行する事は出来なくなってしまうので
走行距離が50000kmを超えている場合は、点火系のメンテナンスをしてあげましょう!!