2019年4月24日
トヨタ/70ヴォクシー
本日は購入されたばかりの愛車が
・アクセルを踏んでも加速していかない。
・交差点で止まっていたらエンストした。
・車が揺れるように振動する。
など調子を崩し、購入された販売店に問い合わせてみると・・・
ただRECSを施工されただけ。。。
オーナー様はWEBで同じ事例がないか検索してみると
以前に当店でご紹介した点火不良の記事を発見し、
わざわざ藤沢市からご来店されました!!
走行距離は13万kmオーバー。
納車時には法定12か月点検もされており
納車前整備もバッチリでした。
さっそくエンジン不調の原因を探す為に試乗をします。
「きょうは調子が良いんですよね!」
とオーナー様。
たしかに試乗中には一切オーナー様が気にされている不調はなかったのですが
試乗を終え、PITに入庫させエンジンルームを点検してみると・・・
明らかにおかしい所を発見しました!!
エンジン不調の原因は・・・
「イグニッションカプラーの接触不良」です。
4つのイグニッションカプラーの1つだけ
ビニテでグルグル巻きにされていて違和感満載です。。。
60系・70系も当店ではプラグやコイルのトラブルが多かったので
今後点火系のトラブルに遭わないように
①イグニッションコイル
②イグニッションカプラー
③NGK製 イリジウムプラグ
の3点をご用意しました☆
このイグニッションコイルのカプラーは
エンジンの熱や年数経過によって
プラスチックが劣化してしまい破損しやすい部分。。。
当店でもプラグ交換をする際は細心の注意を払っています。
4気筒分のイグニッションコイルカプラーを新品に交換し、
プラグの交換作業に取り掛かります!!
外したプラグは締め付け具合がバラバラ。。。
そんな締め付けの状態だと点火不良も起こしやすいのに。。。
外したプラグは、13万km無交換だったようで
電極はかなり擦り減っており
もう交換時期はとっくに迎えていました。
こんなプラグをみて交換しないなんてありえないですよね~。。。
プラグ、カプラー、コイルの交換が終了し、
いざエンジンを始動すると・・・
元気よくセル1発で始動しました!!
アイドリングも約800回転で安定して点火不良もありません!
アクセルをあおってみても、綺麗にエンジンは調子良く吹け上り
試乗をしてみても加速・パワー感もしっかりあります!!
60系、70系のノア・ヴォクシーのオーナー様。
走行距離が10万kmを超えている場合、点火不良を起こしてしまう場合があります。
(実際に当店で点火不良にて入庫した車両は10万kmオーバーです。)
点火系は車を安心・安全に走らせる為に重要なメンテナンスの1つです!
今流行しているインフルエンザと一緒で
点火不良を起こしてからでは遅いので、事前に予防をしてあげましょう!!