2017年7月4日
ダイハツ/ムーヴ
幾度と無く、、、、
システム変更。。。。。
グレードアップを繰り返している1台♪
平成5年だったかなぁ~・・・・の!初代MOVEの登場です♪
今回入庫した主たる理由は・・・・・・
「ボリューム上げると、定位が薄れる・・・・・。もう少しパワフルな感じが欲しい! 生音感を出したい!」
etc. 汗!!!!
以前までの仕様は・・・・・
MDFでインナーバッフルをこしらえて・・・10cmのPIONEER Cシリーズをマルチ接続にて。
SP背面の吸音材(テクニカ品)のみで終わっていました。
それでもすこぶる良い感じでしたが、初代ムーヴ内での話でした。。。確かに。。。
それらを踏まえて!!!
今回作業するは・・・SP交換+ドア施工
10cmのSPは国内メーカーではほぼ皆無。。。。
「生音!」と「パワフル」の両面から考え・・・とうとう海を渡ります♪
ご用意したのは・・・AMPの方が有名かも知れませんが、HELIX(へリックス)
コンポーネントSP 10cm。
海外物は…
国産物と違い…
言うならば…
リミッターが利いてないのが特徴♪
それ故、鳴りっぷりの次元が違います!!!
そして、今回1番の重要ポイントはTW☆
HELIXのTWは「ソフトドーム」を採用。チタン系TWと比較した時に生感を感じられるSPです。
特にボーカルの息使いや擦れ具合、色艶などが感じやすくなると思います!
そんなヨダレ物のSPを付ける前にやるべき事が!!!
ドアのフルデットニング作業☆汗。
余りのドア鉄板(特にアウター側)の薄さ問題と位置づけ、今回の作業!
まぁ軽自動車ですし、ずいぶん前のクルマですし、当然ちゃ当然。汗
上画像で張り付いていた、ビニール一面を剥がします。
ボコボコと空いているのは、本来パワーウインドーを修理する為に開けられているサービスホール。
が、AV・音響的には余計な物!!!
アウターパネルを補強し、音漏れをなくす事!
インナーパネルに蓋をして、ドア自体をエンクロージャー化する事!
が最大の目的です☆
剥がしたビニールは、ドア淵に沿ってブチルゴムで接着されています。
まずは・・・これを綺麗に掃除する事からスタートです!!
なかなかの労力を必要としましたが、ここまで綺麗にして完成☆
もうビニールを戻す事は無いのでネ!
インナーパネルの清掃が終わり、綺麗に脱脂したら・・・・
サービスホール周辺まで、画像の様に保護テープを貼り付けます!
穴埋めする部分をくり抜き、下書き完成☆
ドアから剥がした保護テープを今度はそのまま・・・
制振材へ貼り付け型取りします。
このまま制振材をカットすれば片側完成です♪
そして最初に抜いた制振材を裏返し、改めて型取りし切り抜いたら
対称の形をした反対側の完成♪
基本、左右は同じ作りの筈です。
って、違ったドアは見た事ありませんが・・・・経験不足でしょうかね。。。汗!
ともあれ、インナーパネル用の蓋が完成です。
次に行うのは・・・アウターパネルの補強・制振!!!!
これはサービスホールから手を入れて行います。
先に脱脂しドアを綺麗にしてからの施工・・・
やり難いですがしっかり圧着しないと、簡単に剥がれてしまいます!!
表からコンコンッとドアを叩きつつ、共振ポイントを探しながら小さめにカットした制振材を貼っていきます。
SP背面に当たる部分には・・・
制振材の上に吸音材も貼り付け!
下の画像に少しだけ映り込んでいる・・・サイドビーム!
ここの補強も案外効きます!!!
アウターが終わった後に、インナーの穴塞ぎをし、、、、
デットニング終了です♪
小さめの穴ポコはペタペタと個別で貼り付けていきます。
前回施工していなかったので・・・・
今回はデットニングついでに、SP周りの制振補強も行いました!!!
自分が思うに・・・
この作業で重要な事は、ただ1つ♪
下処理(薄利・脱脂)をしっかり行う事!!!!
当店以外での施工車や自分施工車等でよく見かけるのが・・・・制振材の剥がれ落ち。。。。。。
脱脂が足りないのか、清掃が不十分なのか、圧着が適当なのか、見えないから良いのか…
剥がれちゃ意味ありません。音が漏れちゃ意味ありません。
既に作成済みのインナーバッフルを戻してドア施工自体は完成です!
そして・・・
ようやく待ちに待ったSP取り付けの時!!!!♪
もう少しで、音が聞けますよぉ~
同じ10cmのSPなのですが・・・
HELIXは4点留止め! 裏のマグネットも馬鹿でかい!!!!
PIONEERも最初見た時は、案外デカイな!!!と思いましたが・・・甘かったです。笑
明らかにデカイ!!!!
流石! 取り付けの事なんか一切無視の作りです♪
国産品は、規格内のカスタムフィット設計が基準で基本ですからね。。。。
ネジ4本で固定して、、、あっちゅうまに終了です!
SPガイドは改めて新品を装着♪
はやくぅ~はやくぅ~♪♪♪
TWは今までと同じ場所へ。
前回固定していた部分にビス穴が空いてますからね。。。。!
塞ぐ様に取り付けました。
接続は元のまま・・・
フロントマルチ接続にて行いました!
使用しているH/UはPIONEER DEH-970ですので・・・
フロントは2WAYコントロールが可能。
AT/TA、AT/EQ も使えるので便利便利♪
自動調整終わった後に、聴感でも修正!
そして・・・・・音は・・・・・??????
かなりご機嫌です♪☆
鉄板強度を上げた事により、音漏れ具合もかなり変化!!!
定位もグッと安定感が出ました。
TWをソフトドームに換えた事で、中域の鳴りっぷりはGOOD♪
MIDの鳴りっぷりも申し分ありません!!
簡易の小型SWが、なんならちょっと邪魔かもしれません! 泣笑
いよいよ・・・
本気で・・・
外観からは想像出来ないほどの音を奏でる1台になりました!
オーナー様にも大変喜んで頂けました♪
マイナス要素も多く含む、ドアのデットニング施工ですが・・・・・・・
やはり「音」にとっては、プラスポイントしかありませんね!