KIZUNA STORIES

自然体でクルマのある生活を楽しむ親子を、手厚くサポートする癒し系スペシャルショップ。
コクピット荒井

 「このbBは、BMWに買い換える前に私が乗っていたんです」
 以前手許においたクルマをにこやかな表情で見つめながら、渡辺光浩さんはそう切りだした。彼がいま、走りを楽しんでいるのはE46 BMW 3シリーズ。そして、その傍らにある初代トヨタbBは、ご子息の拓馬さんが毎日を共にしている。
 クルマ好きのDNAといっしょに、大切にしてきた愛車が受け継がれてゆく……。同じ夢を持ちつつ叶わなかった身としてはなんとも羨ましいかぎりなのだけれど、そこには光浩さんが信頼を置く“コクピット荒井”の存在が大きく関わっている。

 福島県郡山市に店舗を構えるコクピット荒井へ、光浩さんは24年前のオープン後間もなく、当時所有していたトヨタ・ハイラックスサーフで訪れた。そしてタイヤとホイールを購入し、以来コクピット荒井に通い続けている。もちろん拓馬さんもお店の常連。最近は早坂店長が2台のサポートをしているが、「じつは彼よりも私のほうが、コクピット荒井では先輩」と光浩さんは笑う。

bBから乗り換えたE46 3シリーズで福島-埼玉を往復

 磨き込まれたチタニウムシルバーのボディが陽光に照らされキラキラと輝くのを眺めていると、光浩さんがこの3シリーズをとても大切にしていることが伝わってくる。流麗なクーペフォルムの中に、BMWならではのスポーティさをとけ込ませた330Ciは、E46 330i Mスポーツに乗る早坂店長のすすめもあって、1年ほど前に購入した。
 それにしても隅から隅まできれいだ。聞けば光浩さんは、洗車が趣味というほどこまめに手入れをしているとのこと。「そんなこだわりは息子も同じ。おもしろいものですね」と言うとおり、なるほどbBもピッカピカだ。

 3シリーズはタイヤ&ホイールを交換した程度で、大きく手を入れていないが、光浩さんの頭の中では今後のカスタマイズのイメージが広がっているらしい。それも、あうんの呼吸で対応してくれるコクピット荒井があればこそ。
 「クルマを安心して任せられること、そしてスタッフみなさんが気持ちよく接してくれる。それが長いつき合いになった理由かな。いまでは家族のようです」そう光浩さんは話す。

優れた高速性能に見合ったPOTENZA S001をチョイス

 じつは光浩さん、現在は地元の福島を離れ、埼玉に単身赴任中。月に2度ほど帰省するが、そんなとき330Ciのステアリングを握る時間はこのうえなく楽しいものだという。
 「bBでも遠くまで出かけましたが、これまでに乗ったクルマに比べると高速走行はさすがと思わせてくれました。手に入れてすぐ、タイヤとホイールをポテンザS001とBBSの組み合わせに交換したのですが、これがまた素晴らしい。感動しました」

 東北自動車道の往復を頻繁に行うことを考慮して、早坂店長と選んだタイヤがポテンザS001。ワインディングからハイスピードレンジまで優れた操縦安定性を実現し、クルマを操る痛快さを堪能できる。しかも、快適性を犠牲にしていないしなやかな乗り味もあわせもっているのが大きな魅力だ。
 ロングドライブを楽しみつつ福島に戻る光浩さんだが、そんなとき自宅に直行せず、コクピット荒井に向かうこともしばしば。「いつ帰ってくる?」「じゃあ、コクピットで……」そんなやりとりのあと、息子さんと待ち合わせることがあるというのだ。

息子さんに受け継がれたクルマ好きのDNAとトヨタbB

 息子さんの拓馬さんは22歳。物心つく以前から、家族みんなでコクピット荒井を訪れていた。
 「子どもの頃はスタッフの方に遊んでもらった記憶があります。父親の影響もあってクルマはとても身近な存在でしたし、一時コクピット荒井でアルバイトしていたこともあるんですよ。アットホームな雰囲気にすっかり馴染んでしまいました」
 拓馬さんは、現在もbBのメンテナンスやモディファイのために頻繁にお店を訪れる。ところでこのbB、新車で納車されると、光浩さんはすぐにコクピット荒井に持ち込み、タイヤ、ホイール、エアロ、オーディオなど一気に、そして徹底的にカスタマイズ。ほとんど“素”では乗らなかったそうだ。

そんな渾身の作を、息子さんは光浩さんから“購入”している。それはひとつのけじめ。あとは自分の思いのまま、自由に乗ってほしいという、父親の計らいだった。
 その気持ちのさらに奥深いところを察して、拓馬さんはbBを大切に大切に扱っている。だから、bBはいつもピッカピカなのだ。
 「そんなふうに乗ってもらって、私はしあわせ者だと思いますね」と光浩さんは目を細める。

クルマのある生活を満喫したいから、ずっと通い続けている

 渡辺さん親子の話を聞いていて印象深かったのは、ふたりのクルマに対する思いが、その強さににも関わらず自然なことだ。光浩さんが押しつけたわけでもなく、拓馬さんが無理をしているのでもない。あたりまえのように愛車がそばにあり、日々の生活の中で寄り添っている。
 拓馬さんは、ふと思いたってロングドライブをすることがある。高速道路を使わず、のんびりと気の向くまま。クルマといっしょに過ごす時間が好きだというが、だからこそ愛車のコンディションには細心の注意を払っている。そして、それは父親譲りのこだわりでもあった。

 いつも美しく乗っていたい、不具合などなく快調にクルマの走りを満喫したい。渡辺さん親子のそんなカーライフを、コクピット荒井はさりげない気配りを込めながら見守ってきた。きっと、これからもそれは変わることがないはずだ。
 コクピット荒井も自然体で癒し系。けれど、そのサポートが手厚く、長年の経験と高い技術の裏づけがあってこそ、それは渡辺さん親子の心に響いているのである。