TOYOTA 86 コクピット城南

TOYOTA 86

走りも見ためも譲らない。86の魅力を磨き上げた爽快仕様。

イメージカラーのオレンジメタリックに身を包んだトヨタ86は、精悍なイメージはそのままに凛々しさ漂うオトナの仕立てだ。スポーティでありながら上質さも感じさせるRAYS グラムライツ57エクストリーム。テールエンドにあしらったカーボンのアクセントが目を引くHKSマフラー。そしてほどよいローダウンをはじめとして、すべてのカスタマイズに統一感がある。
オーナーはまず、吸排気、そして足回り、ボディ補強と、吟味したアイテムを少しずつ86に盛り込んでいった。それでもこの86は、本来のバランスを崩さず、絶妙のさじ加減でまとめられている。それは、オーナーが思い描くイメージを正確に理解し、期待を超える仕上がりを実現するコクピット城南のすぐれたプロデュース能力と技術力によるものだ。豊かな経験とノウハウを持ったクルマ好きのスタッフが、クルマ好きのオーナーの喜ぶ顔を想像しながら手がけた……。そんなイメージがわき上がってくる86なのである。
しかし、このクルマはまだ完成形ではない。LSD、オイルクーラー、バケットシート等々、オーナーの頭の中では、さまざまなアイテムが順番待ちをしている。アフターパーツが豊富に揃う86は、そんなふうに造り上げてゆく過程を楽しむことができるクルマでもある。さらにカスタマイズが進んだ1年後、2年後に、その姿をもう一度見てみたいと思った。

TOYOTA 86
TOYOTA 86

DETAILS

匠の技

FOOTWORK

TOYOTA 86:FOOTWORK
走りにこだわりつつ
トータルバランスに配慮

タイヤ&ホイールはPOTENZA RE-11AにRAYS グラムライツ57エクストリーム・スタンダードを組み合わせた18インチ仕様。そして車高調はクスコ・ストリート ゼロAを装着した。走りにこだわる86としては王道をゆく組み合わせだが、サイズのチョイスとこだわりのセッティングによって、街中から高速道路、ワインディングまで気持ちよく走りを満喫できるクルマに仕上がっている。

TOYOTA 86:FOOTWORK

サンライトシルバーのRAYS グラムライツ57エクストリームとオレンジメタリックのボディカラーの組み合わせはノーブルな印象も感じさせるもの。①フロントは7.5J×18サイズで、スポークの落ち込みがなだらかなFACE1タイプとなる。②8.5J×18サイズのリヤはFACE2タイプで彫りの深いデザインを持つ。タイヤはサーキット走行も守備範囲のPOTENZA RE-11Aを履く。サイズは前後とも225/40R18。③車高調は全長調整式、前後40段減衰力調整機構付のクスコ・ストリートゼロAを装着。フロントのアッパーマウントはピロ調整式となる。④リヤはゴム固定式アッパーマウントを採用。減衰力調整ノブにアクセスできるようにトランクルームのカーペットを加工してある。

INTAKE & EXHAUST

TOYOTA 86:INTAKE & EXHAUST
高い効果が期待できる
的を射た吸排気系チューン

カスタマイズの第一歩として選んだのがマフラーの交換。エンジンのレスポンスアップを狙ってのことだが、軽量化にも少なからず貢献するモディファイである。厚さの非常に薄いSUS304を主に使用し、従来のステンレス製マフラーをさらに上回る軽量化を実現したHKS Hi-Power SPEC-Lを装着。これに加え、エキゾーストマニフォールドもHKS SUPER MANIFOLD with CATALYZER GT-SPECに交換。こちらもエンジンフィール向上に大きく貢献するアイテムだ。

TOYOTA 86:INTAKE & EXHAUST

①パフォーマンスと価格のバランスが魅力的なHKSのステンレスマフラー「Hi-Power SPEC-L」は、86&BRZオーナーから高い支持を受けている。マフラーエンドにはカーボンのフィニッシャーを採用。②等長等爆の4-2-1レイアウトを採用したHKS SUPER MANIFOLD with CATALYZER GT-SPECは、オーナーによるとエンジンのパワー感と吹け上がりを大きく向上させたとのこと。純正マニフォールド部の触媒も、コンパクトで低抵抗のタイプに交換される。③BLITZサクションキットもエンジンレスポンス向上を狙ったパーツ。素材はアルミ製で、ジョイントにブルーシリコンを使用。

REINFORCEMENT

TOYOTA 86:REINFORCEMENT
クルマ全体のしっかり感を
補強パーツで向上させる

足回りの交換に合わせて装着することが多いストラットタワーバーや補強ブレース。このクルマにはフロントおよびリヤにクスコ・ストラットバーが装着され、車高調がそのパフォーマンスを最大限に発揮することができるよう配慮。さらに、エンジンルームのバルクヘッド側にはブレーキマスターシリンダーをしっかりと固定するレイル・ダイレクトブレーキも装着。きめ細かいモディファイが施されている。

TOYOTA 86:REINFORCEMENT

①フロントにはクスコ・オーバルシャフト・ストラットバーを取りつけた。ハードな走行の際のアライメント変化を抑えてくれる定番アイテムである。スチールブルーの取りつけプレートが、クスコの目印。②レイル・ダイレクトブレーキはブレーキマスターシリンダー前部をボディに剛結するもので、ブレーキの操作フィールを向上させる。③リヤにもクスコ・オーバルシャフト・ストラットバーを装着し、剛性アップを図っている。

INTERIOR

TOYOTA 86:INTERIOR
操作しやすさにこだわる
きめ細かなモディファイ

インテリアに目を移すと、ペダルまわりやシフトノブなど、より気持ちよく操作できるよう各部にモディファイが施されている。さらに、PIVOT 3DRIVE・COMPACTスロットルコントローラーを装着し、レスポンスを制御できるようにした。また、クルマとの一体感を求めるならば、つぎのカスタマイズはバケットシートの取りつけだろうか。日常における使い勝手を考慮すれば、セミバケットタイプも選択肢として大きな魅力を持つ。

TOYOTA 86:INTERIOR

①PIVOT 3DRIVE・COMPACTスロットルコントローラーは、ステアリングポスト上にレイアウトした。その名の通り小物入れなどにも収納できるコンパクトなタイプだが、操作性を考慮してこの位置に取りつけた。②パナソニックのSDカーナビ、ストラーダCN-S310Dを使用。③レボリューション製クイックシフトノブはφ50の球体タイプで、シフトレバーの高さが5mm低くなる。組み合わせるリバースノブは、レイル製のアルミ削り出し。④大型アルミ製フットレストはオクヤマ製。フロアにはアルミ製プロテクターを敷いた。⑤室内のランプ類はLEDに交換した。お手軽カスタマイズだが、これだけで雰囲気が一変する。

TOYOTA 86:OWNER

OWNER'S VOICE

稲村慎治さん

EK9 ホンダ・シビック・タイプRから86に乗り換えた稲村さん。初めて所有したFRスポーツの印象を聞くと、ハンドリングが実に新鮮だったという。いまはそのドライビングの楽しさを、どう磨き上げてゆくかを思案中。吸排気系のモディファイでスムーズかつ力強さを増したエンジンを味方につけて、さらに気持ちよく走らせることができる86へと仕上げてゆくつもりだ。

SPEC

ベース車両 トヨタ86(2012年式)
タイヤ BRIDGESTONE:POTENZA RE-11A 225/40R18
ホイール RAYS:gram LIGHTS 57 Xtreme STD SPEC F:18×7.5J +40 R:18×8.5J +42
フットワーク CUSCO: street zero A
ボディ補強 CUSCO: オーバルシャフト・ストラットバー(F/R)
LAILE: ダイレクトブレーキ
吸排気系 HKS: Hi-Power SPEC-L
HKS: SUPER MANIFOLD with CATALYZER GT-SPEC
BLITZ: サクションキット
インテリア PIVOT: 3DRIVE・COMPACTスロットルコントローラー
Panasonic: Strada CN-S310D
COMTEC:ZERO 32V
REVOLUTION: クイックシフトノブ
LAILE: リバースノブ
OKUYAMA: アルミ・フットレスト

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